プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第1回ゲスト:藤井雅範さん(その3)

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その55回目

【藤井雅範 × 花畑和幸】

その1はコチラ

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第1回 ゲスト:藤井雅範さん(その1)

その2はコチラ

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第1回ゲスト:藤井雅範さん(その2)

 

 

 

遊びが仕事になる、その世界観とは?

藤井:メンズファッションをついにやろう、と思ったきっかけは?

花畑:ガンを経験したのが一番の理由でしたが、やっぱり(レディースという)想像ではなくて、自分の着たいものを作りたいと思いました。

藤井:それは楽しいよね〜。

花畑:ホント「自分が着る」ことを考えながら作るのはリアリティもあるし、その先のコーディネートを考えるのも実に楽しいです!

藤井:その「仕事なんだけど楽しい、遊んでるみたいだけど仕事」っていう感覚を持っていたいよね。

花畑:そうですね、判断基準が基本的に自分ですからね。個人事業主でやってる強みでもあるかもしれません。

藤井:今は大企業の社長でも幸せそうに見えない人も多いからね。

花畑:でもその分いろいろな場面で迷います…藤井さんは迷ったときはどうするんですか?

藤井:独立する時もそうだったけど、僕は「10年後の自分が今の自分を見たらどう言葉をかけるか」というのを常に考えるようにしてるよ。

藤井さんのVMDセミナーのワンシーン

花畑:なんかカッコいいですね。

藤井:迷ったときって、考えれば考えるほど身動き取れなくなるやん。行動するから気がついたり次のアクションが起こったりするのに、行動する前にアレコレ考えてしまって動けなくなる。そんな時に、少し自分から離れた視点で自分を見る、というのが大事だなぁと思うようになって。僕も人の目を気にするタチなんだけど(笑)、「10年後の自分」の視点を持つようになってからは、やりたいことはやった方が良いと思えるようになったし、やりたくないことはやらなくていいな、と。行動するから気づくんだ、とわかってからはそうやって(自分自身を勇気づけて)「行動する練習」をしたよ。

花畑:楽しんで仕事をする(笑)!でもまだまだなんですよ〜。売上が追いつかない〜(泣)。

藤井:いくらネット通販やSNSがあると言っても、それだけではダメだからね〜。メディアの使い方も今はちょっと場当たり的なんじゃない?もう少し、連動させる仕組みとかシナリオとか、設計をしっかり立てたら良いんじゃないかな。

花畑:前に藤井さんに教えてもらいましたよね。昨年、Facebookで新作を紹介した時、「なんで価格がないの?そこはちゃんと売り込まなきゃ。ちゃんとインフォメーションした方が良いよ」って。僕も人の目を気にするタチなんで(笑)、こんなとこで売り込んで大丈夫かな、これ見よがしで嫌がられないかな、とか気にしてたんですけど…。

藤井:売り込みばっかりだとみんなうんざりするけど、新作を出したときなんてそれをちゃんと伝えなきゃ意味がない。この情報の多い時代に1回で伝わるわけがないし、みんながいつも全部読んでくれるわけじゃない(笑)。それ以前に、普段から花ちゃんの世界観をブログでちゃんと伝えられてたら、花ちゃんの作るものに共感を持ってくれる人が見てくれるようになるわけだから。もっと花ちゃんらしい世界観を発信してみたら?

花畑:今回の新作はカタログも作ったんですけど、商品の説明文だけじゃなくて、コーディネートやイメージをわかりやすく伝えられたら、と吹き出しや切込みを考えてみました!

藤井:楽しみだね〜。やっぱり自分が着たい服がコンセプトなんだから「同世代のターゲットが喜んで着たくなる」ような仕掛けやそんなイメージが伝わる仕組みを考えていかなくちゃね。ファッションに自信のない同世代の「敷居」を下げてあげなくちゃ。同業でも異業でも、コラボレーションとかは?

花畑:考えてます!藤井さんとの再会から繋がった雑賀さんの協賛で、高槻阪急店で11月27日〜12月3日、ポップアップ(=期間限定販売)に出店します!

藤井:近い世代のターゲットならコラボするとお互いに広がるよね!

花畑:その時は藤井さんもお力を貸してくださいね〜。

藤井:楽しみだね!!

花畑:藤井さん、対談の初回ゲスト、本当にありがとうございました!

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。
hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト
hbkk.jp

第1回ゲスト:藤井雅範(株式会社ライトハウス 代表取締役)
http://vmd-lighthouse.com
アパレルメーカー・株式会社ワールドにて30年近く一貫してVMD(visual merchandising)の専門職に従事。。2014 年に起業し、アパレルだけでなく幅広い業界で『リアル店舗の売り上げアップ』をテーマにコンサルティングやセミナー講師、VMD 教育研修などを行っている。SNSを駆使した発信もわかりやすい。大の村上春樹ファン。

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第1回ゲスト:藤井雅範さん(その2)

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その54回目

【藤井雅範 × 花畑和幸】

会社を立ち上げる!こだわることの大切さ

花畑:僕もそうです。もともと服が好きで、好きな服やスタイルを作りたくて就職したのに、売れればなんでもいい、売上が一番、はなんか違うな、と。

藤井:それで独立を?

花畑:そうですね、MDをやりながらも40歳までに独立したい、とはずっと思ってましたから。会社で2001年にセカンドキャリアの募集があって、退職金も上乗せされるから事業資金にできるし、今しかない!と(笑)。それが38歳でした。

藤井:早いね〜(笑)。

花畑:でも思った以上に苦戦しましたね。やっぱり大企業の看板は大きかったことを痛感させられましたし。服が好きだからメンズをやりたい気持ちも少なからずあったけど、持ってるノウハウはレディースしかないので、想像で作ってました(笑)。特に当時は、メンズはビジネスとして成り立たない、という思い込みがありましたね。

藤井:なんで?

花畑:積み上げてきたものがレディースだけというメンズファッションへの自信のなさと、当時もレディースの店舗は増えていっても、メンズのショップはやっぱり縮小傾向にありましたしね。今のネット通販やSNSでの拡散なんかもまったくない時代でしたから、販路も店舗しか見えてなかったんですね。

藤井:僕も花ちゃんとは立場は違うけど、扱ってるのはファッション。ファッションはコーディネート。コーディネートにはライフスタイルまで含まれる。一枚だけでは伝わらない価値を伝えたい。なのに発信が“モノ中心”で良いのか?と、今僕がやってるVMDの走りのようなことを考え始めて。しかもロジカルに!!(笑)。それを何年かやっていくうちに、この考え方や技術をもっとたくさんの店舗に知ってもらって、もっとたくさんの人が服を好きになってくれたら、と思うようになって。会社のものだけにしておくのはもったいないかも!?(笑)と。しかも個別だからAIにはできない!!(笑)。それで50歳で決断!(笑)

花畑:独立しましたが、会社を立ち上げたからには大きくしないと!と、これも思い込みなんですけどそんなプレッシャーを自分にかけて、余計に苦しみましたね。

藤井:昔はみんな、会社は大きくしていくものだ、と思ってたよね。そんな時じゃないの?病気をしたのは…。

花畑:そうですね。本業以外にも手を出して迷走して、いろいろ無理が祟って…。

藤井:人生観、変わった?

花畑:はい。最初にガンがわかった時は、僕はもう死ぬんだ、と思いましたから。で、その時に「死ぬまでにやりたい10のこと」を書いてみたんですよ。

藤井:それ、いいね〜。

花畑:いつかやりたい、と漠然と思ってても、その「いつか」は来ないかもしれない!と本気で思ったので。

藤井:その10個はどんなこと?

花畑:楽器をやる/小説を書く/ニューヨークへ行く/マリンスポーツをする/ウィンタースポーツをする/フルマラソンを走る/イタリア語を学ぶ/メンズブランドを作る…あと何だったかな?

藤井:それでメンズブランドのhbkkが誕生した、と!!

花畑:ちょうどその頃にはネット通販やSNSもあって、無店舗で(リスクを最小限にして)できるんじゃないか、と。参加してる交流会などで経営者の男性の知り合いも格段に増えましたし。藤井さんにも再会しましたしね!(笑)

〜次回「遊びが仕事になってる、その世界観とは?」に続く〜

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。
hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト
hbkk.jp

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第1回 ゲスト:藤井雅範さん(その1)

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その53回目

【藤井雅範 × 花畑和幸】

●40代、50代に捧ぐ、仕事への向き合い方

花畑:今はお互い独立して活動していますけど、藤井さんは若い頃から独立志向はあったんですか?

藤井:全くなかったね。僕らの時代は入社したら先輩や上司に言われるがまま、でしょ(笑)。特にウチ(二人とも株式会社ワールド出身)は、アパレルなのに体育会系で先輩の言うことは絶対で。仕事も面白かったし、独立とか考える余裕もなかったね。

花畑:僕は実は入社して1年目の後半ぐらいから、いずれは独立したいと思ったんですよ。営業の仕事は、展示会で受注して、納品して、集金して…、この流れって若い社員もベテランもやってることは同じやん、これを20年も30年もやり続けるのか?とか生意気にも思っちゃって(笑)。

藤井:なかなかの視点やね〜(笑)。

花畑:でも営業ですからね、「モノづくり」がわからないことに気づいて。メーカーをやりたいのにやり方がわからない(笑)。当時の小売店さんとかに相談しましたよ。

藤井:小売店さん!? お客さんに相談したんや〜。それ(業界的には)スゴい話(笑)!。

花畑:会社でも上司にMD(=マーチャンダイザー。商品の開発から販売計画や予算管理までを行う業務)をさせてくれとお願いしまくって。その時の上司から「新規顧客10件見つけてきたら異動させたる」といわれて。

藤井:10件?? 新規ってそんなに取れるもん??

花畑:いや、取れないですよ、1回の展示会で1〜2件が良いとこです。

藤井:それをやったんや?

花畑:やりました。もう必死です!ちょっと無理矢理なとこもありましたけど…(笑)。

藤井:根性やね〜!で、約束通り、異動?

花畑:ハイ、そこは守ってくれましたね。で、3年間生産管理で物作りを学んで、その後5年間MDとして仕事しました。

藤井:なるほどね〜。僕の場合は当時、会社も卸がメインだったから、各店舗に行って美しくディスプレイして、が楽しかったのよ。会社からの評価もあったし、お客さんにも可愛がってもらったし。でも会社がSPA(企画、製造、小売までの一貫体制)をやり始めた頃に違和感を感じ始めたかなぁ。

花畑:まったく方向が変わりましたもんね。

藤井:会議とかに呼ばれるんだけど「ロジカルな発表ができない奴は会議に出なくていい!」と言われて。論理的なんてめっちゃイヤやし、悔しくてしょうがなかった。(ロジカルに説明できなくても)自分の培ってきた仕事は結果(売上)が出せる、っていう自信もあったしね。

90年代当時の藤井さんの作品。今見ても雰囲気のあるディスプレイ

花畑:「こうした見せ方でうまく行きました」だけではダメ、ってこと?

藤井:そう。だから自分で店舗に行って、入り口で入店客数をカウントして、色鉛筆でお客様の動線を色分けしてつけて…って店に張り付いて数字を取って資料を作って会議に出してたよ。

花畑:色鉛筆!? 今のようなデジタルな仕組み、なかったですもんね。

藤井:そのマニュアル的なやり方で一時はうまく行ったのよ。成果の出てる店の見せ方や動線を真似するわけだから。でもしばらくすると次の壁がやってくるわけ。

花畑:…今ならわかる気がしますね。

藤井:そう、「全部同じやり方でやってもうまく行かない」。その頃、ちょうどモール出店も始まって、年間、200店舗が新規オープンするわけよ。全店舗、僕の担当…って見れるわけ無いやん!!(笑)。で、全部同じやり方で横展開するんだけど、うまく行かない店が出てくる。

花畑:その頃かな、商品開発の方でも「デザイナーの個性はいらん!」という方針になってきました。

藤井:そう、「誰がやっても同じ仕上がりになるような仕組みを作れ」って。これって、一見、トレンドに沿ってるように見えるし、一時的には売上も上がるけど…。

花畑:同質化してしまうから、結局、没個性になる!

藤井:そう。ブランドが、メーカーが、それでいいのか?と。「誰でもできる」は、今の時代ならあっという間にAIに取って代わられるよね。その頃が疑問符の付き始めかな。

〜次回、「会社を立ち上げる!こだわることの大切さ」 へ続く〜

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。
hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト
hbkk.jp

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

itsu葉のオープンに寄せて

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その52回目

少しずつ空気が冷たくなってきましたね。ニットの季節を心待ちにしている花畑です。

異業種交流会フェニックスクラブの友達の岡本勝弘さん(以下、岡本ちゃん)念願のお店が、10月7日にオープンしました。
店名は、創業メンバー5人で力を合わせて頑張ろうという意味を込めて「itsu葉」。(間違えてたらごめんなさい!)場所は京町筋のオリエンタルホテルの山側、KANJUビルの2階。着席で80名、立食なら100名収容の大型店舗です。

https://itsu-ba.com

岡本ちゃんがいたグリーンヒルホテル神戸が6月末に閉館した後は、交流会やパーティーの会場が無くなり困っていましたが、これでやっと解消されました。

オープンして1週間経った昨日、
西神飯店の松田社長とランチに行って来ました。通常営業になって初めての訪問です。

エレベーター前の入口にて。松田社長、hbkkの新作ジャケットを着こなしてくれています!

実は、松田さんと一緒にitsu葉に行きたい理由がありました。

松田さんは炉端焼き、中華、寿司などを経て、今は焼肉店を繁盛させている飲食店のプロフェッショナル。そのプロフェッショナルの目で見た感想が聞いてみたかったんです。
岡本ちゃんのお店がなんとしても成功してほしいという想いと、ぼくのビジネスにも参考になると思ったからです。

向かう車の中で、ぼくなりにお店の概略を説明しました。たちどころにいくつもの考え方が聞けました。
立地、コンセプト、メニュー、価格設定、販促などです。

選べるメインディッシュ。どれも美味しそう〜。サイドディッシュのサラダも新鮮でつい取りすぎてしまいます。

店に着いてからも経営者の眼でいろいろと意見を聞かせていただきました。

その中でまず感じたことは、飲食に限らずビジネスの基本は共通しているなということです。
いい物(サービス)を提供するのは当たり前。それをどうやって知ってもらい、継続し、お客様に他店を上回る満足を与え続けるか。

料理人から経営者になっていった経験談も聞けました。
ランチを50円値上げする難しさ、インバウンドへの対応、食べログの使い方などなど。

普段はすぐボケたがる松田さんが真面目に語ってくれたのでとても勉強になりました(笑)。

一番響いたのが、「新しく挑戦するときは周辺を徹底的にリサーチして、成功してる人の話を何人も聞くこと。」でした。

岡本ちゃんとスリーショット!黒のシェフユニフォームがイイですね!

最後に「itsu葉を盛り上げていこな。」で締めました。ノッテきた松田さんが厨房に入っていったのにはウケましたね〜。
「寿司握ろか?」と言って岡本ちゃんにやんわり断わられてたのは内緒の話です。

料理もとても美味しく、スタッフも素晴らしいitsu葉。
みなさんもぜひ足を運んでくださいね!

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。

花畑和幸でした。

hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト

hbkk.jp

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

ノーベル科学賞おめでとう!!

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その51回目

サッカーW杯予選、バレーボールW杯、プロ野球クライマックスシリーズとテレビのザッピングに忙しい花畑です。
(なぜクライマックスシリーズが最後かは聞かないでください(泣))

吉野彰氏ノーベル科学賞おめでとうございます㊗️
スマホなどに使用されるリチウム電池を開発されたとか。
改めて日本の技術は素晴らしいなぁと誇らしい気持ちになります。

リチウム電池と言えば、思い出すことがあります。それは先月のイタリア出張での出来事。
経費削減のため、今回も選んだのはチャイナエアラインです。
行きは北京経由でミラノ、帰りは上海経由で関空というルートです。

関空から出発して、北京に着きました。トランスファーなので、改めてセキュリティチェックを受けますが、北京でのそれがめちゃくちゃ厳しい。

今の時代、リチウム電池を搭載した物は預け入れができません。
携帯電話、パソコン、タブレットからモバイルバッテリーなどはすべて機内持ち込みです。

北京でのセキュリティにて。
手荷物をカゴに入れ、ポケットの中の財布、携帯電話、時計、ベルトなどを外してゲートをくぐります。
自分の手荷物が流れてきました。取ろうとすると、係員が止めながら言います。
「バレリ?」「えっ?」「バレリ?」「えっ?」
心の声…(なんやねん、バレリて…)
何回かこのラリーがあり、やっとわかりました。
「バレリ」とは「バッテリー」のことでした。

バッグの中をすべて見られます。その時出てきた物で、場が緊迫します。「これは何だ?」顔を見たら言いたいことがわかります。

「メジャーや」「あん?」「そやからメジャーや言うてるやろ。仕事道具なんや!」イラついてたので関西弁で言うたりました。

それをシゲシゲとみる係員。
それをシャーッと引っ張った途端、「ハハハハハ」笑ってます。
早よ返せ!

えーと、何が言いたいかと言いますと…。
中国のセキュリティは厳しい。
バッテリーは機内持ち込みへ。
バレリはバッテリーのこと。

最後に吉野彰さん、ノーベル科学賞おめでとうございます。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。

花畑和幸でした。

hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト

hbkk.jp

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

2年ぶりにミラノへ

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その49回目

久しぶりのブログ更新に気持ちを引き締めている花畑です。

hbkkの2019年の展開を前に、気合いを入れる意味を込めて2年ぶりにミラノに行くことにしました。
ここでやってしまいました!

思いがけないミスって起こるんですね〜。
今回は初っ端からとんでもないミスをやらかしてしまいました。

事件はこのようにして起きました。場所は1時間近く並んだ関空は深圳航空のチェックインカウンター。エアチャイナで北京経由ミラノ行なのでここでチェックインです。
対応してくれた女性が何か困っています。そのうち上司らしき女性も登場し、その方から衝撃の事実が告げられました。

「お客様、パスポートのお名前とチケットのお名前が違っております。」

「へっ?」
一瞬何をおっしゃっているか理解できません。

パスポートは当然、
kazuyuki hanabata

チケットを見ると何と!
kazuhuki hanabata

チケットを予約する時に自分の名前を間違えてました〜〜。
誰やねん、カズフキて(^^;;
自分でちょっとウケましたね。

そこから慌ててエクスペリアに電話をかけます。
「すみません!チケットの名前を間違えてしまいました。変更をお願いします。」
「当日の変更はできません。」
返ってきたのは中国語訛りのツレない返事。
「では帰りのチケットだけでも変更を!」
「1枚のチケットなのでそれもできません。」
目の前が真っ暗。えっ、搭乗できないの???

結果、上司の方の計らいで何とか往きは変更してもらい搭乗できました。
しかーし、上司の方がおっしゃいます。
「往きは何とか変更できましたが、帰りは現地での判断となります。もし駄目な場合は正規のチケットを買い直していただくことになります。それをご了承いただくというサインを頂戴させていただけますか。」

えらいこっちゃがな。

でもとりあえず行くしかないということでサインして、チケットを発券していただきました。

いやぁ、海外は何が起こるかわかりませんね〜。
イタリア1回めはフランスでの乗り換えに失敗して思わず空港近くで1泊、2回めは発熱、そして3回めがこれですわ。
しかも今回のトラブルは出国もしてないうちやし。

さて、私は無事に帰国することができるのでしょうか?
それともミラノの地に骨を埋めるのでしょうか?日本の皆さんの顔が思い浮かびます。

なるようになる、
為せば成る、

さて今回当てはまるのはどっちかなぁ、なんて考えながら、とりあえず行ってきまーす!

 

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

歌は世につれ、世は歌につれ

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、その48回目

一気に気温が上がり、夏気分になってきました。急いでハーフパンツを出してきた花畑です。

先日、家でゆっくりと「あなたが聴きたい歌の4時間スペシャル!」をテレビで見ました。安住アナ司会で定期的にやっていますね。
この番組、飲みながら観てると、めちゃくちゃ楽しい。

今回のテーマは
…これから生まれくる令和世代に我々が伝えたい珠玉の名曲集…
(長っ!)

聖子ちゃんの「赤いスイートピー」でキュンとなり、サザンの「いとしのエリー」を熱唱し、小田和正の「ラブストーリーは突然に」でドラマ「東京ラブストーリー」の赤名リカに想いを馳せる。感情が揺さぶられっぱなしです。

あっ、大塚愛ちゃんの「サクランボ」、やっぱりいい。最近はにゃんこスターのネタでしか耳にしてなかったけど。

スマップも出てきました。オープニングで「世界に一つだけの花」を歌い、「らいおんハート」も。その時、ちょっとした違和感が。
少し考えてその訳がわかりました。それは…木村拓哉が思い切りイキってること。

最近は世の中がアッサリしてきて、熱さとか一生懸命とかイキるとかはダサくて(←これも死語)敬遠される時代。
でも画面の木村拓哉は思い切りカメラ目線でイキっています。でもなぜかこれが不思議と新鮮に感じられました。

今の世の中、場の空気を読んで、忖度して、みんな気を使いながら生きています。それはとても大切なことだと思います。

でも時には解放してもいいのかなと、この番組を観て考えました。(特にキムタクシツコイ

平成のヒット曲を特集した番組が、懐メロの様相を呈してきているのは少しショックですが、年代ごとにいろいろなことを棲み分けるのは大事なことではないでしょうか。

hbkkもトレンドに迎合せず、若者ウケを狙わず、好きなものを作っていけたらと思います。(もちろん若者にも支持されたいですが)

この番組を観て、近々カラオケに行きたくなりました。米津玄師やあいみょんに惑わされることなく、サザン、聖子ちゃん、ミスチルを熱唱する決意です。(たかじんはどうしよかな。)

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。

花畑和幸でした。

hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト

hbkk.jp

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

サブスクリプション有り?無し?

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、その47回目

出遅れましたが、記念すべき令和初ブログです。

いい天気の日が続きます。1日のうちの気温の差が大きいので体調管理が難しいですね。
今日も暑いぐらいでしたが、こんな日はサボって外でビールを飲みたくなる花畑です。(明日は雨のようですが)

やろうと思いながら、なかなか手をつけてなかった衣替えを始めたところ、クローゼットの奥に長い間、開けてなかった衣装ケースを発見。

開けてみると懐かしい服が次々に出てきます。メンズビギ、ムッシュニコル、メンズメルローズ、ヨージヤマモト、インアンドヤン etc‥

学生時代、アルバイト代のほとんどを注ぎ込んで買っていたデザイナーズブランドの商品の数々です。

当時はデザイナーズブランドが大ブームでした。毎週のように買い物に行ってましたが、なかなかのお値段で学生にとっては高嶺の花。
夏と冬のバーゲンに、京都は河原町BALに並んでやっと買えていたものでした。その頃のバーゲンはすごい人出で、押し合う人でBALのウインドウが割れたハプニングもあったと記憶しています。

そこまでしてやっと買えたときは、嬉しくて嬉しくて、用も無いのに上下デザイナーズブランドを着て河原町を行ったり来たりしてましたね。

ところで最近、サブスクリプションという言葉をよく耳にします。いわゆる「定額サービス」。
このサービスがいろいろなジャンルで急速に広がっています。
アパレル業界も例外ではなく、定額を払えば毎月何枚かの服がスタイリングされて送られてくるとか、スーツを送ってくれるサービスもあるようです。
そのシーズンのトレンドが届いて、収納や手入れの必要もない。いいことだらけのような気がします。

特に最近はミニマリストとか断捨離とかの言葉も耳にする中、所有することがあたかも時代遅れのような風潮もあります。

今回の衣替えで30年以上も捨てられなかった服を見つけたとき、当時の服を買ってとても嬉しかった気持ちが蘇ってきました。自分で洗濯やアイロン掛けしたり、収納にも気をつけたり。
アパレルの仕事がしたいと思ったのは、この時の経験が大きく影響してるのだと思います。

サブスクリプションもいいですが、自分の好きな服を見つけて、手に入れた時の喜びも捨てがたいと思います。
hbkkとしては、長く大切にしてもらえるモノを作り続けていけたらいいなと思います。

クローゼットの整理をしていて、もう一つ見つけた服があります。

それは就職活動の時に着たスーツ。

両親ではなく、兄が初任給で買ってくれました。スーツも時代と共にシルエットが変化します。リクルートスーツは社会人になってからは一度も着ることはありませんでした。それでも捨てられなかったスーツ。

誰でもそんな愛着のある一着があるような気がします。

あっ、知育玩具を定期的に送ってくれるサービスも見つけました。可愛いお孫ちゃんには利用しようかなと思っています(笑)。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。

花畑和幸でした。

hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト

hbkk.jp

 

 

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

平成最後の日に昭和を想う

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、その46回目

10連休も半ばを迎え、何故か焦り気味の花畑です。

いよいよ今日は平成最後の日です。
ここ最近は何かと言えば「平成最後の〇〇」というフレーズをやたら耳にしましたね。それも今日で終わります。

そんな平成最後(また言うてる)の月に発売されたアルバム「昭和38年」
2020年紅白歌合戦出場(予定)ブラボーしろうさんが歌っています。

彼が生まれたのが昭和38年。その頃の風景が浮かんできて、当時にタイムスリップするような感覚になる素敵な曲です。映画にもなった「三丁目の夕日」のような世界観です。

ぼくも37年生まれなので、同世代。歌詞の中にあるようにマントを巻いたり、秘密基地を作ったりして毎日遊びまわっていました。その手には5円で買った鯨のカツを握りしめてましたね。

そんな素敵なアルバム「昭和38年」は2枚組です。「勝手にしやがれ」や「積木の部屋」などのシブいカバーも入っています。興味のある方はamazonでも買えますよ!

ぼくがこのアルバムをお勧めする理由は???
歌詞カードの中で、hbkkのボイルウールのジャケットを着用してくれてるんです。嬉しいですね!
あっ!お勧めの理由の一番は曲が素晴らしいからですよ、もちろん(笑)

さて昭和38年生まれのスターがもう一人。何度かブログなどでも登場いただいてるVMDの達人、藤井雅範先輩です。

もともとは視覚に訴えて来店を促し、店内の動線やレイアウトを計算し、接客も含めて購買に結びつけていく。それがVMDの役割だと理解しています。(先輩、拙い説明ですみません!)

最近の藤井さんはそれをセミナーやSNSを用いて、発信し続けています。毎日のツイッターの内容も一貫していて、毎回勉強になります。

一番凄いのはそれが朝の5時ごろにツイートされていること。いつ寝てるんですか、先輩。
皆さんもぜひツイッターで@mars1333検索してくださいね。

そんな藤井さんが新しい形のセミナーを開催されます。

初めてのおしらせ!《VMDセミナー・エレメント》開催します

『忙しくて長時間の参加が難しいのです・・・』
『参加したいけどスケジュールが合わなくて・・・』

そんな方たちに向けて、いつものセミナーより時間を短縮して、内容もギュッと濃縮されているそうです。(ここは想像ですが)
嬉しいことに受講料も参加しやすく設定されています。

これを機会に藤井さんの熱い語りを聞いてみませんか?
いろいろな業種、業界ですぐに実践できる内容が満載です!

平成最後の日にふと昭和を想いました。みなさんの平成はどんな時代でしたか?

明日からは新しい時代「令和」が始まります。希望に満ちた素晴らしい時代が待っています。

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

感極まった記念式典

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、その45回目

しばらくブログをサボっていましたが、その言い訳をブログでしようと企んでいる花畑です。

私事ですが、異業種交流会に参加しています。その名は「神戸フェニックスクラブ」(以下kpc)。震災復興の想いを込めて1999年に設立されました。

今、私は代表世話人という大役を仰せつかっております。そのkpcが今年創立20周年を迎えるということで、2月16日土曜日に記念式典を開催しました。1年半前に実行委員会を立ち上げ、あれこれ議論しながら企画を進めてきました。

物産展でメンバーの商品やサービスを知り交流を深め、基調講演ワークショップ懇親会…懇親会ではゲームやライブも、という盛りだくさんの内容です。

会員に加えて、OBの方や他府県からも参加いただき、総勢150名超えの記念式典になりました。

正直に告白しますと、本番が近づくにつれて、期待と不安で一杯でした。特に心配だったのは今回の記念式典での最大の目玉「You Tubeによるライブ中継」です。それも全国に向けて。

せっかくの記念式典なので、その場にいない人にも見てほしい。軽い気持ちで実行委員会に提案しました。
「よっしゃ、これはええ案や!」自己満足に浸りながらドヤ顔です。

ところが動画を担当してもらうメンバーからは想定外の反対意見が…。
「誰が見ますの?」「費用対効果が悪すぎる」etc.

そこをなんとか押し切って中継することになり、事前の打ち合わせやテストも行いましたが、当日、会場でリハーサルをするとこれがなかなか繋がりません😥。

記念式典が始まる直前まで繋がらず焦りまくりましたが、時間が押したおかげもあり奇跡的に繋がりました。
他にも不安要素は山ほどありました。収支は?、ゲストの参加申し込み状況は?、タイムスケジュールは?、アトラクションは?、ライブは?、サプライズは?…考え始めたらキリがありません。

そんなこんなで迎えた本番当日は、半ば開き直って臨みました。

藤井雅範先輩の基調講演はさすがの安定感!とても好評でした。
後輩の沖さんもトークショーで盛り上げてくれました。

自分で椅子を運んで登場した沖さん

結果は大きなトラブルもなく、終了しました。多くの方からお褒めの言葉もいただきホッとした途端、思わず涙が出てしまったのはここだけの話。ああ恥ずかしい…。

両副委員長に囲まれて

ここでとても嬉しかったことを報告させていただきます。
それは多くの方がhbkkのジャケットを着用してくれていたこと。

全員ジャケットはhbkk

各地で販売会をやらせていただきましたが、購入してくれた方がそのジャケットを着て参加してくれました。「花ちゃんに見せないとね」などと嬉しい言葉とともに。

「ビジネス交流の場でもお使いいただけます」というセールストークを実践してくれました。

大盛り上がりのブラボーしろうライブ!

改めて記念式典を終えて思うこと。

「チームで事を進める大切さ」です。実行委員会のメンバーはボランティアでとても頑張ってくれました。それぞれの専門分野で実力を発揮してくれたおかげで今回の大成功があったと思います。(密かに自画自賛)

さて1年半にわたって企画した記念式典が終わりました。祭りのあとの心境ですが、ここでエアポケットに落ちる事なく、次に向けて頑張っていきたいと思います。(ちゃんとブログ書けよという声も聞こえてきますが…)

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト
hbkk.jp

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。