いざポップアップ!

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、その60回目

先週のボジョレーヌーボーの解禁に飲み過ぎて、2日ほど使い物にならなかった花畑です。

明日、11月27日(水)から12月3日(火)までの1週間、高槻阪急百貨店でポップアップに出展します。
W社時代の後輩の雑賀さんにお声がけいただき、hbkkとして初めての百貨店での展開です。
同じく後輩のクレアトールオキの沖社長とのトリオでの出店なので、いろいろな意味でとても楽しみです。
【 blufight × クレアトールオキ × hbkk 】

blufight・雑賀 静さん
クレアトールオキ・沖 啓太郎さん
hbkk 花畑 和幸 と藤井 雅範さん!?

ところで、ここ最近耳にする機会が増えた言葉「ポップアップ」
ここだけの話、つい最近まで意味を知りませんでした(汗)
その話になるたびに、「あぁポップアップね。」と知ったかぶりを続ける日々。「hbkkもポップアップどうですか?」なんて聞かれると脇汗が…。
「まぁ、いろんな意味でね…」などと、今思えば意味不明な返しをしてましたっけ。

(マズい!この仕事をしてるいる以上、ポップアップを避けては通れない。)
そう思っていた時に、東京から30年来の同期が神戸に出張で訪れました。
(恥を忍んで聞くのはコイツしかいない!)
そう考えた僕は、思い切って彼に尋ねました。
「なぁ、最近よくポップアップて聞くやん?あれ何のこと?」
あくまでさりげなく聞きました。

「ポップアップ?あぁ期間限定の出店のことだよ。」東京弁でサラリと教えてくれました。
それを聞いて頭をよぎったのが、(なんや、催事かい…)という色褪せたフレーズでした。

そこから僕の怒涛の「ポップアップブーム」が起こります。事あるごとにその単語を口にしてましたね。ひょっとして、そんなポップアップ愛が、今回の雑賀さんのお誘いを引き寄せたのかもしれません。

長々と下らない話が続きましたが、いよいよ始まる初のポップアップ。
今まではお知り合いに向けての販売会が、hbkkの主たる販路でした。今回は一般のお客様に向けてのデヴューですので、期待と不安がいっぱいです。
お客様の反応はとても気になりますので、出来る限り店頭に立ちたいと思っています。
(雑賀ちゃん、オッさんがジャマやったらこっそり言ってね)

W社3人衆が織りなすスタイリングと空気感。気になる方は、ぜひお店に遊びに来てください。心からお待ちしております!

【ポップアップ会場はコチラ】
●高槻阪急 2階 コトモノステージ
大阪府高槻市白梅町4-1 TEL.072-683-0111(代表)
アクセス/JR高槻駅から直結・阪急高槻市駅から徒歩約10分
営業時間/午前10時~午後8時

それではまた!

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト
hbkk.jp

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

展示販売会やります!

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その59回目

11月4日、ハロウィンイベントの最終日ということで駆け込みでユニバーサルスタジオジャパンに行ったら、持っている年間パスポートがライトだったため入場除外で入れなかった花畑です。

明日、明後日、神戸で2回めの販売会を開催します。会場は10月と同じ株式会社ドアズ様の2階展示会場です。気温が下がってきたので、そろそろニットが活躍する季節になってきましたね。

【株式会社ドアズ 2F】
Open:11:00 – 18:00
Place:神戸市中央区琴ノ緒町1-6-5
→「三宮駅」北側を線路沿いに東へ徒歩約10分

今後の販売会の日程をお知らせさせていただきます。
11月24日(日)は東京での販売会です。

11月27日(水)から12月3日(火)までは高槻の阪急百貨店でポップアップ店舗に出展します。これはW社の後輩の雑賀さんにお誘いいただき、彼女がプロデュースしたオリジナルデニムや、クレアトールオキ・沖社長がセレクトした商品とのコラボです。
hbkkとしてポップアップは初めてなので、どんな反応がいただけるかとても楽しみです。お近くの方、近くに来られる方、ぜひお立ち寄りください!

12月13(金)、14日(土)は神戸の3回めの販売会です。会場はドアズ様です。

ここで改めて新作のご紹介です。
まずは3本の糸を合わせた三つ杢パイピングジャケットです。

三つ杢パイピングジャケット/30,800円(税込)

次はビジネスシーンでも使えるスタンドカラーのジャケットです。
これのホワイトなどはクリスマスやお正月などにとても似合うと思います。

スタンドカラージャケット/31,900円(税込)

最後にオフタイムに重宝するジップアップブルゾンです。
洗いをかけたデニムのような表情の仕上がりです。
ボトムを選ばず気軽に着ていただけます。

ジップアップブルゾン/26,400円(税込)

カタログの報告もさせていただきます。今シーズンの新作を中心に着こなし提案もあるなかなか面白い仕上がりになっています。ご希望の方には発送もさせていただきます。

hbkk2019A/W A5サイズのカタログです!

ホームページにも新作を掲載していますので、そちらもチェックしてくださいね!
hbkk.jp

hbkkの商品が気になる、でもなかなか見に行く時間がない、そんな方には試着していただくように発送もさせていただきます。サイズ、カラー、素材感など直接触れてお確かめください。

それからお客様へのサービスを2つ企画しています。

まず最初は、「一緒にお買い物」です。ニットジャケットに合わせるインナーやボトムがよくわからない、そんな方はぜひ一緒にお買い物に行きましょう。自分では選ばないような色目のシャツなどでイメージはガラッと変わりますよ。

次は「メンテナンスサービス」です。ニットの宿命として、着用してるうちにピリング(毛玉)が発生します。販売会などにお待ちいただきましたら、高性能毛玉とるとるできれいにさせていただきます。
また引っ掛けキズなども修正させていただきます。

最後に、今年もポケットチーフを買い付けてきました。
made in ITALY シルク100%です。胸ポケットに挿すだけでとてもダンディなイメージになります。12月のパーティーシーンでも大活躍しますよ!

ペーズリーやドット柄がオススメ

お値段は3,800円+税ですが、展示会ご来店特典として、製品と同じく20%オフとさせていただきます。ぜひお試しください!

これからもhbkkをよろしくお願いします!

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。
hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト
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有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第2回 ゲスト:岡本仁志さん(後編)

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その58回目

【岡本仁志 × 花畑和幸】

・前編はコチラ

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第2回 ゲスト:岡本仁志さん(前編)

  • スーツを脱いだらカッコ良いんです!を提供したい!

岡本 花畑さんのhbkkはイタリア志向だよね?なぜイタリアだったの?

花畑 若い頃からずっと好きなんですよね、イタリアのテイストが。ブリティッシュの堅さも悪くないんだけど、僕にはイタリアの遊び心というか、甘さというか、そういうニュアンスが合うのかも。

岡本 イタリアは縫製もスゴいからね。今では当たり前だけど、シルク×ウールの生地なんて、テキスタイルの観点から考えたら、あり得ない組み合わせだった。

花畑 シルク×ウールを作り出したの、イタリア人なんですか?

岡本 そうだよ。簡単にいうと、ウールは伸び縮みするけどシルクはほとんど伸縮しない。それを掛け合わせるなんて無謀だと思ってた。しかもその生地をイタリア人が縫製すると、めちゃくちゃ美しく仕上がるの。新境地開拓みたいな衝撃を受けました。

花畑 それは知らなかった〜。

岡本 でもいくらイタリアが好きでも花畑さんが Made in Italy を作れるわけじゃないよね。そこはイタリアに行って、花畑さんが消化したものをデザインに組み込んで…作り手の経験が活かせてるよね。

花畑 前職は営業が長かったですが、生産や管理もさせていただきましたから。今は、メンズが中心ですし、自分が着たいモノを作っているので楽しいですね。

岡本 花畑さんの「楽しい」が伝わると良いよね。服を着るのが楽しい、ちょっとしたアレンジも楽しい、そんな感覚。

花畑 そうですね、オジサンがターゲットですが、服を着ることの楽しさや、優越感を感じてもらいたい。スーツを脱いだ時のオジサンをカッコ良くしたいんです。

 

岡本 そこにちょっとした「その人らしさ」が与えられると良いよね。1つのジャケットでバリエーションを増やすとか。

花畑 今シーズンの新作は1型で3色展開しているのですが…。

岡本 例えば、ジャケットのボタンを1つか2つだけ、シルクのくるみボタンに変えることができるとか、襟の裏や袖の返しにテキスタイルを貼るとか、胸元にワッペンを付けるとか。

花畑 いいですね〜。基本のジャケットにオリジナリティをプラスする!

岡本 うん。で、着た時に『わかりやすく』見えるのが大事!

花畑 そうですね。オシャレした時に周りが気づいてくれたり、褒めてくれると気分いいですもんね。

岡本 ちゃんと自分がオシャレってわかってるファッション好きのてっぺんの人たちじゃなくて、ファションは好き、興味があるけどどうしていいかわからない、そんな人たちの参考になるとかアドバイスできると広がるんじゃない?

花畑 昨シーズン、あるお客様からhbkkのジャケットに合わせるコーディネートを一緒に選んでほしいと言われて。お買い物に同行させてもらったんですよ。「普段自分では絶対に選ばない」とおっしゃってましたけど、別に派手でも突飛でもなんでもなくて。後で、周りにも良かったと言ってもらえたそうで、選んでる僕も楽しかったし嬉しかったですね。

岡本 お買い物同行、それいいね〜!

花畑 最近のオジサンたちも、失敗したくないのか無難にまとめてしまってますからね。僕がジャケットとか羽織物に絞るようになったのも、シャツやパンツが少々お安くてもジャケットやカーディガンなどの上着がちょっと良いものだと全体にグレードが上がって見えると確信したので。まずはそこからチャレンジしてみようよ、という意味があるんです。

岡本 僕らが狙うのはやっぱりマスじゃないからね。大量生産のファストファッションで、作らなくてもいいくらいモノが溢れてるんだから、その中で作っていく身としては作り手が本当に作りたいもの、こだわっているものを世に出し続けることだよね。hbkkも100人、200人でいいから花畑さんのスタンスをわかって、製品のファンになってくれる人を見つけていくのが大事かもね。もしかしたら、市場は日本だけじゃないかもよ!?(笑)

花畑 イタリアに逆輸出!?(笑)。あ、逆じゃないけど(笑)、ぜひそれは目指したいですね〜。岡本さん、貴重なお話をありがとうございました!

 

【対談を終えて】
岡本さんの作る生地はいわゆるマニアックです。わざと斜行させてみたり。
「スローファッション」日本にはまだまだ素晴らしい加工技術がたくさんあります。それが大量生産の時代の中に埋没しようとしている。これはとても勿体無いことだと思います。そんな産地や技術をなんとか残すことはできないか。
岡本さんといつもそんな話をしています。そんな話はとても楽しい。
これからも微力ながら、マスに対抗してマニアックな物作りを応援していきたいと思います。

 

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最後に告知です。
今週末、15日(金)、16日(土)、11時〜18時、
ドアズさんにて新作販売会を開催します!
神戸近辺の皆さま、ぜひご来場ください!
お待ちいたしております。
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ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。
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有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第2回 ゲスト:岡本仁志さん(前編)

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その57回目

 

【岡本仁志 × 花畑和幸】

第2回ゲスト:岡本仁志(JAM 代表)テキスタイルデザイナー。
Profile:イラストレーターを目指し、高校、大学とグラフィックデザインを専攻。大学在学中、染色学科にて生地に絵を描くのを見てテキスタイルに興味を持ち、テキスタイルデザイナーとしてメーカーに就職。40数年間にアパレルで企画営業を経験し、中国を中心とする生産業務にも携わった時期もある。
平成16年に独立してJAMを設立。現在はテキスタイルを中心として生地を生かした、服だけにこだわらないファッション全般の物作りにも参画している。

 

●テキスタイルデザイナーの製品づくり

花畑 岡本さんとは僕が前職(株式会社ワールド)の時、生地メーカーに在籍していらして営業に来られた、その時からですよね。

岡本 そうですね。ワールドさんみたいな大手には相手にされないと思ってましたが、意外と聞いていただけて。

花畑 独立されてからは、生地だけでなく個性的な製品もお作りですよね。コンセプトとかはあるんでしょうか?

岡本 自分で企画する製品に関しては「クチュール・カジュアル」をコンセプトにしています。

花畑 カジュアルだけど仕立てられた1点もの?

岡本 僕は生地に関してはずっとやってきて自信もあるけれど、それが縫製されて製品になるイメージはなかなかできない。かといってすでに世に出ているもので良いなと思うものを真似してしょうがないし、作ろうとしても規模が違うからね、同じものなんて作れない。そもそも自分が狙うのはそこじゃないと思うから、世に出ている良いデザインやイメージはもちろん参考にさせてもらうけど、Made in JAM にこだわりたいなと。

花畑 なるほど。今回、hbkkの演出も含めて、オリジナルのストールをご用意いただいたんですけど、それぞれ個性的ですよね。

岡本 僕はフォーマル以外はすべてカジュアルだと思ってるから(笑)幅が広いよ。それこそ良い生地を感性やセンスで組み合わせて、たった一つのオリジナルのものを仕上げる。そこにはこだわってます。

花畑 岡本さんのテキスタイルはすべて日本製の糸なんですか?

岡本 今は日本製の糸なんてほとんどないよ。中国製やアメリカ製、あとはヨーロッパかな。

花畑 昔は日本製の糸もあった?

岡本 もちろんあったけど、日本の糸は種類も量もすごく限られてた。テキスタイルは糸がベースになるでしょ。でも糸を作る単位は1コール(=180kg)が100とか200になるわけ。当然大手でないとできないよね。日本の糸は元々少なかったから流通しなかった。

花畑 大量生産・大量消費の今の時代には適さなかった、と。

岡本 そう。でも流通しないものにも良いテキスタイルはたくさんある。それをカタチにしていくとおもしろいものが生まれるんじゃないかと。生地は「ゼロから作る」けど、縫製は生地を「組み立てる」って感じになるからおもしろいよ。

花畑 「組み立てる」って感じ、わかるなぁ。

岡本 でもおもしろいものができた=売れるわけじゃない!(笑)

花畑 そこが悲しいところですよね。僕らの若い頃は、とにかく「人と同じ格好をしたくない!」と思ってて、変わったデザインとか縫製とか、自分でアレンジも加えたりしてましたが、今の若い人はそうじゃない。

岡本 みんなと同じ格好で、小綺麗にして…髪の毛だけ金髪やピンクに染めたりしてるけど。

花畑 失敗したくない、悪目立ちしたくない、という意識からそうなるのかな。自由に使えるお金も限られてるし。

岡本 お金も、ファッションよりケータイに使う!

花畑 そうですね、ファッションがケータイに負けてる!(笑)。その流れで、ランキングとかができてきて。。。

岡本 「今シーズンニットNo.1!」とか(笑)。人気の高いものなら間違いじゃないから安心、と。

花畑 どっちが先かはわからないけど、それで大量生産・大量消費のファストファッションができてしまった。大量廃棄にまで繋がって、いまや社会問題・環境問題に発展してますもんね。でも僕はそれがどうしても違うと感じてしまって。スローフードじゃないけど、『スローファッション』の領域で勝負できないものかと。

岡本 今の若い人のほとんどがファストファッションで安いものを安く着てる感じがするけど、中にはこだわり派もいるよ。セーターやジャケットで5万円くらいする、いわゆる高級品を買ってるの。購入手段はネットなんだけど、その分、ちゃんと情報収集して、イイものを選んで。そういう人たちも一定数、存在してるのね。

花畑 高額商品をネットで買う!それが僕らにはだまちょっとできないけど…そういえば先日、表参道で有名な古着屋さんらしい店の前に行列ができてました。小さい店なので入店制限してたかららしいけど、雨も降ってるのにスゴい行列で。それでも並ぶんだ、と。しかも古着なのに。

岡本 古着は元々のモノが良くて個性的なものが多い。それを選ぶ若い人たちもいるってことだよね。若い子が古いバーバリーのシャツをアレンジして着てるとか、ちょっとカッコいいよね。

花畑 そういう若い人たちに対して、僕ら提供する側がちゃんと伝えられてない、届けられていないのが問題なんですね。

 

〜次回、「スーツを脱いだらカッコ良いんです!を提供したい!」に続く〜

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イタリア旅行、二大問題!?

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その57回目

今日から11月。何かしないとと焦って、おせちを発注した花畑です。

外国で困る二大問題が言葉とトイレだと思います。
今回のイタリア出張で、それらの問題を解消するために秘策を考えました。

まずは言葉の問題への対応策として、ポケトークを用意しました。皆さんご存知ですよね?ポケトーク。
機器に向かって話すと、こちらの話した言葉が現地の言葉になり、現地の人が話すと日本語に変換されるという画期的な機械です。

ポケットwifiをレンタルしたとき、ついでにポケトークもお借りしました。1日あたり800円です。今回は1週間の行程だったのでポケトークにかかる費用は5600円。必要かどうか少し考えましたが、まあ通訳の人を頼んだと思えば格安やなと思い、レンタルしました。

ではポケトークの効果はどうだった??
結論から言います。
「いりません!」
事前にポケトークを使う場面を想定していました。買い物、レストラン、ホテルなどなど。

でも実際その場面ではほとんど、いや全く使いませんでした。
なぜならそれらのショップ、レストラン、ホテルでは片言ながら英語が使えます。イタリア語はともかく、英語ではなんとか単語の羅列でも意思の疎通はできます。
そんな時にいちいちポケトークを介するのはメンドくさい。

  

そんな感じでポケトークを使わない日々が過ぎていったある日、やっと使う場面がありました。
ホテルの部屋のトイレットペーパーのストックが切れそうになったのです。さてどうしよう。
フロントに電話するか、待てよ、なんて言えばいい???

しばらく悩んだ挙げ句、ポケトークを持ってフロントに行きました。
おもむろにポケトークに向かって、「トイレットペーパーを補充してください。」と話しかけたところ、イタリア語で「Si prega di riempire la carta igienica」。音声が流れるので、フロントの人に向けたところ、満面の笑顔で「Ho capito」と答えてくれ、無事にトイレットペーパーは補充されました。
これが最初で最後のポケトークを使用した場面でした。
ねっ、いらないでしょ?

もう一つはトイレ問題です。

イタリアではトイレに困ります。日本と違い、コンビニやパチンコ屋さんなどは無く公衆トイレもほとんど無く、あれば有料。トイレに行きたくなるとBARに入る。せっかくだからビールを飲む。(何がせっかく???)
またトイレに行きたくなってBARに入る、無限ループです。

ここでトイレ事情について。
特に最近、日本の街中のトイレがキレイになりましたね〜。
駅や高速道路のパーキングでも快適に用が足せます。
それに引き換えイタリアのトイレときたら…。
飲食店のトイレでも平気で便座が無かったりします。理解不能。

年齢と共にトイレに行きたくなるともう待ったなし。若い頃のようにガマンができません。コンビニに飛び込んでも使用中で焦ったことが何度もあります。

そこで今回のイタリア行きに際し、力技を発揮しました。
それはオ◯ツ。
どうしようもない時にはこれに頼ろうと用意しました。まぁ所詮気休めですけどね。

秘密兵器を装着して心穏やかに旅立ちました。ところが…これを使用する羽目になろうとは。

場所は土砂降りのヴェネツィア。それでも観光客でごった返しています。そこでトイレに行きたい衝動が!!
BARに入れどトイレは長蛇の列。
流れる冷や汗。思わずBARを飛び出します。そこでハタと気付きます。
「あぁ、秘密兵器があった。」
傘をさして、雨やどりの人たちに紛れます。意を決してチャレンジ!!

結果は‥
オ◯ツは全く役に立ちません、ということだけをお伝えします。
詳細はここでは勘弁してください。人としての尊厳にかかわります。

以上、イタリアへ行く際の二大問題についてのレポートでした。
今回は下世話な話で申し訳ございません!

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。
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有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。