悟空のきもち

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、20回目

行って来ました「悟空のきもち」京都本店
なかなか予約の取れない店として有名な日本初のヘッドマッサージ、頭のほぐし専門店です。

ホームページから予約するのですが、直近3ヶ月間、ものの見事に空いていません。そうなると余計に気になり、ちょこちょこのぞいてたら、空きがある!勢い込んで早速ポチッと予約をしたのが3月2日。2ヶ月近く待ちました。

いろいろ情報を見ていると、途中でほとんどの人が眠りに落ちるみたいです。そんなに心地よいのかなぁ。興味津々です。

予約当日は10分前にお店に到着。さっそく担当の女性が迎えてくれました。

店内は薄暗く、とても静か。微かにヒーリングミュージックが流れています。簡単な説明やヒアリングがあるのですが、女性の声の小さいこと!聞き取るのがたいへんです。普通の声で返事をしていたら「お休みのお客様がいらっしゃいますので‥」とやんわり注意されました。

まもなくカーテンで仕切られたスペースに通されました。座り心地の良い、リクライニングのソファに座ります。

上半身はTシャツ1枚、ソックスも脱いで完全なるリラックスモード。
おもむろにマッサージが始まりました。頭だけかと思いきや、まずは足裏からです。そしてふくらはぎ、上半身、デコルテあたりを軽〜くほぐしていきます。
さていよいよ頭です。
指の腹を使って頭皮を揉みながら、中央に寄せていくような感じです。力加減がまた絶妙で、このころから意識が朦朧としてきました。

時間の感覚もなくゆったりとした気分でいると、微かな声で「お時間です」と告げられました。最後にムースのようなものでひんやり、スッキリして終了です。

受付前のソファに移動して、梅昆布茶をいただきました。
アンケートに記入して、次回の予約を取り、お店を後にしました。一度訪問すると顧客となり、優先的に予約が取れるそうです。

帰る道すがら考えたこと。

なんであんなに人気があるんだろう?ヘッドマッサージは以前からあったと思います。日本初と謳っているのは、頭のほぐしだけに特化している、ということでしょうか。

ここからは僕の独断と偏見。

ここにはマッサージではなく、眠ることを目的に行く気がします。最近は睡眠負債などという言葉があるように、質の良い睡眠がなかなか取れません。

店内をかなり暗くし、心地よい音楽と香りに包まれ、耳元で囁かれる。本当に癒されました。

眠らせることに徹底するのが戦略です。以前からある商品やサービスでも、用途、目的を少し変えて、それを徹底することで俄然魅力が増した事例はたくさんありますよね。

ところで僕は眠ったのでしょうか?「初めてのお客様は完全に眠られない方もいらっしゃいます」とスタッフも仰ってました。繊細な僕は眠れなかったかも。

梅昆布茶を飲みながら「僕、眠ってました?」「はい、グッスリと。かなり早い段階でお休みになられてましたよ」ニッコリと答えていただきました。

悟空のきもち、恐るべしです。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト
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有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

行って来ました、大峯山。その2

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、19回目

ここまで来て、まさかのリタイア!?

泣きそうになりながら鎖の箇所をクリア、なんと4カ所。
思わず「ファイト〜!いっぱぁつぅぅ!」と叫んでいました。

山に登るにあたり「手袋持って来てくださいね」とアドバイスがありましたが、アリちゃんは車に置き忘れ、僕はどこかで片方落とすという大失態!手が鎖のサビでまっ茶っ茶…。

そうして登りきった展望台では情け無いほど腰が引けました。
だって周りの山より高いんですよ。膝から下がゾワゾワします。

そしてやっとたどり着きました、最終の山門、3連発。

ゴールは近いぞ。よく頑張ったな俺。と自分で自分を褒めてあげたくなりました。

待ちに待った本堂に到着!
時刻は10時30分。なんと2時間40分かかりました。

見てください、この満面の笑み。
この後に悲劇の結末が待っていることなど知る由もありません。

苦しかった時間もここで全てが報われた。そんな幸せな気分に浸っていたところ…アリちゃんがポツリと…「開いてへん」「何が?」「本堂が」「どうゆうこと?」…二人が固まること約5分。

人間て面白いですね。受け入れられないことが起こると同じ言葉を繰り返します。
「何で?」「ウソやん」「何で?」「ウソやん」無限ループです。

ここで立て札を発見!何か書いてあります。
えっ?、戸開式5月3日???二度見、いや五度見しました。…ということは今日はお守りが買えないの⁇⁇

膝から崩れ落ちました。本日2回めです。

そりゃ誰にも会わへんわなぁ。
茶屋も閉まってるわなぁ。
何が貸し切りやねん。
何がこの山を支配したやねん(泣)。

ここで白状します。
ショックを受けた顔をしながら、そのときの心の声は「おいしいネタできたやん!」

気を取り直して…さあ帰ろか、と自分を奮い立たせて下山です。
登りは太腿がキツかったけど、下りはヒザとふくらはぎがキツい!それでも2時間足らずで下りて来ました。時刻は1時。世間は真っ昼間の中、二人はもうぐったりです。

そろそろ筋肉痛を感じだしました。ピークは明日?それとも明後日でしょうか。

今回のことで学んだこと。

『下調べは入念に!』…以上です。

というわけで5月のGW明けにリベンジで、再度登ります。
アリちゃん、ありがと〜、次回もよろしくね〜。
同行希望の方、ご連絡お待ちしております(笑)。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

行って来ました、大峯山。その1

  1. ■スゴいことが起きる!? 1000回への道、18回目

皆さん、こんにちは。

先日、奈良の大峯山に思い立って行って来ました。知る人ぞ知る世界遺産。日本七霊山の一つとしても有名です。ここは最近何かと物議をかもしている女人禁制の山。
目的は最強のお守りといわれる「九重守り」を買うためです。願掛けをしたいことがあり、以前友人が取りに行ったと話していた最強のお守りの話が気になっていたのです。
最強のお守りは、一生に一度しか使えないお守りとして「マツコの知らない世界」で紹介され話題を呼んだのでご存知の方も多いかもしれません。

朝4時に起床、半ば強引に同行してくれることになった友人・アリちゃん宅を出発したのが5時。大峯山の入り口の駐車場に着いたのは7時半でした。軽く準備運動をして登り始めたのが7時50分ごろ。最初に出迎えてくれたのはなんと「女人結界門」です。いきなり霊験あらたかな気配が漂います。

歩き始めて30分、気温が低い、酸素が薄い…。来たことを後悔し、気がつくと膝から崩れ落ちていました。心の声はアリちゃんの後ろ姿に向かって、「ここで待ってるからお守り買うて来てくれへん?」…もちろん声には出せません。なんとか気を取り直して立ち上がって歩き出しました。

ふと見ると1000mの立て札が。大峯山は標高1719mです。「もう半分ぐらい来たよね?」するとアリちゃんの無情の一言…「あと2時間ぐらいですわ」うそ〜ん!(泣)すでに乳酸が爆発です。

天気も良く、1時間ぐらい歩いて山頂でお守りを買って、おにぎりを食べ、ビールを飲む…。構想がもろくも崩れ去った瞬間でした。

それからは、ひたすら歩く、歩く、歩く。

こんなとこや

こんなとこや


こんなとこの連続です。

やっと最初の茶屋に到着すると、あれ、閉まってます。誰もいません。「時間が早いもんなぁ」と言いながら出発。

助け水の祠に着きました。…水、出てないし。やっぱり「時間が早いもんなぁ」と言いながら出発。

ゆっくり歩いているうちにちょっと元気になって来ました。クライマーズハイてところですかね。
第ニの茶屋、第三の茶屋もクリア。やはり閉まっており、誰もいません。

「今日、大峯山貸し切りやん!」「平日やもんな!」「俺ら二人が大峯山を支配した!」
テンションが上がってきました。山頂も、もうすぐです。

と思っていたら…目を疑う風景が飛び込んで来ました。
「何?この鎖」「あぁ、これを持って登るんですよ」「聞いてないけど」「言うてませんし」

ホンマ無理やから…ここまで来て、まさかのリタイア!?

続く。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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チキンガーリックステーキ

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、17回目

皆さん、こんにちは。

昨日は神戸が誇るアカペラグループ「チキンガーリックステーキ」のライブに行って来ました。先日、友人から紹介いただき、hbkkとして今後、衣装提供をさせていただくことになったのです。

チキンガーリックステーキは1990年に結成され、今年で28年目を迎える日本初のアカペラグループ。全員が作詞作曲を手がけるという才能の持ち主たちです。
そのメンバーの皆さんとお会いするために今回のライブに伺いました。

感想は‥
マジで凄かった!!
正直な話、鳥肌が立ちました。

楽器が無くても、声だけであれだけのサウンドが出せるんですね。舞台袖にベーシストが隠れてるのかと思うほどでした。

舞台を見ていて感じたこと。
5人の個性が本当に違います。声、風貌、体格、キャラクター、てんでバラバラです。
それなのに‥歌い出したらそのハーモニーが見事にハマります!

その姿を見てふと思いました。
ニットの世界も同じだなぁと。

企画、原料(糸)メーカーさん、製造メーカーさん、プロモーション、販売。この5つのパートのどれが欠けても成り立ちません。
改めて、それぞれのパートがそれぞれの役割を果たしながら、力を合わせることの大切さを学びました。

そしてもう一つ。
メンバーの前澤さんと話したときに、hbkkのブランド名の由来を説明させていただきました。
kの一つは神戸のk。

音楽とファッションで、一緒に神戸を盛り上げていければいいなと思います。

チキンガーリックステーキは毎週水曜日、ハーバーランドの煉瓦倉庫でライブをやっています。しかも毎週テーマを替えて。だからファンの中には毎週のように来ていらっしゃる方もいるようです。ファンを大切にしているのが感じられました。

興味ある方はぜひ足を運んでみてください。秋には「ニット」のテーマのライブもあるかも!?(笑)。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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久しぶりの満月ポン

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、16回目

皆さん、こんにちは。

昨日、ちょっとした所用で大阪方面に行ったあと、思いついてとある場所に突撃訪問して来ました。

クレアトール オキ。W社時代の後輩・沖啓太郎くんのお店です。
後輩といってもW社時代は顔を見知っている程度で、一緒に仕事をしたことはなかったのですが、退社後、家業である婦人服店を継がれたということで、たまにお仕事で絡むことがありました。僕は個人的にここ最近(失礼!)の彼の活躍ぶりにとても注目して気になっていたのです。

こういうと本人は謙遜すると思いますが、僕からすれば彼はSNSの達人です。
実店舗の経営という現場での仕事をこなしながら、Twitter、facebook、blog、instagramを使いこなし、自分の店だけでなく商店街のイベントや店舗紹介なども発信しています。
そしてどの記事を見ても、いつも楽しんでやっているのが伝わってきます。これはすごいことだなぁ〜と、ブログをやり始めて、これまで以上にリスペクトしました。

まず、彼のお店は、大阪の住之江区、中加賀屋という商店街にあります。お客様は、昔ながらの常連さんがメインで、年齢層は高めです。
もし僕がこの店の経営者なら、すんなりSNSをしようとうは思わなかったと思います。そんなことしたって、手間が増えるだけで、実際の売り上げに結びつく気がしない…。そんなふうに諦めてしまっていたと思うのです。

まして彼のお店は、いわゆる固定の店舗です。ネット販売という手段はあるにしても、品揃えなどの観点から難しいと思われます。

でも彼にはキッカケがあって、SNSに取り組みました。
そしてここ最近は、SNS繋がりで実際に売り上げが上がって来ているのです!
どんなスゴいセールストークで発信されてるのかと思いきや、商店街の中の美味しいトンカツ屋さんの紹介や、近所の工場で作られている、知る人ぞ知る関西ローカルフーズの『満月ポン』の話、そして商店街のイベントなどがかなりのウエイトを占めています。


でもそこに彼の人柄が出ていて、『そのトンカツ、食べたい!』『久しぶりに満月ポンを買おう!』という気になるんですよね〜。
そしてそんな彼の人柄に惹かれて、大阪方面に来たら寄ってみたい、と思ってしまうのです。固定の店舗を武器に、『だから、ここに来たくなる』そんな空気感を作り出して、成功しているのだなと実感しました。

ここまで来るのに要した時間や手間がいかほどかーーと思いましたが、実物の沖くんはまるで変わらず…そこは楽しんでやってることの賜物のようなのです。

すぐに結果が出るわけではないけど、確実で強固な繋がりを育んでいけるーーそれがこれからのSNSなのかもしれないな、とそんなことを思わせてくれました。

そして彼の仕掛けがもう一つ。
沖くんは店頭に置いてある黒板に毎日メッセージを書いています。季節のこと、時事ネタ、家族のことなどクスッと笑わせてくれる内容です。それを自撮り写真ともにSNSにアップしています。しかも顔芸付きで。もう反則に近い技アリですね。この黒板も顧客の方との話題づくりになっているそうです。

いやぁ、勉強になりました!
結局、やっぱり、人は『何を買うかより、誰から買うか』
これが基本なんですね!

現場からは以上です。(→これも沖くんのパクリフレーズです!)

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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世は空前の猫ブーム

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、15回目

皆さん、こんにちは。

今日4月12日は我が家の愛猫、虎太郎の4歳の誕生日です。3年前の7月、お友達から「子猫、いらない?」と聞かれて「欲しい!」と即答。生後3カ月の子猫が我が家にやって来ました。
子猫は長いシッポではなく、直角に曲がった短いシッポの持ち主で、我が家では幸運を引き寄せる鍵シッポと大歓迎でした。

初日はマッサージチェアの下に隠れて半日出て来ませんでしたっけ。

そこで猫について少し考えてみました。

我が家に来てすぐの頃

世は空前の猫ブームといわれています。ではなぜ猫ブームが到来したのか?諸説ありますが、独断と偏見で結論づけたいと思います。

巷でいわれていること
その1 猫は散歩に行かなくていい

お勤めの方や共働き、また外出が負担となる高齢者の方は助かりますよね。ぼくも昔、柴犬を飼っていましたが、よく散歩をサボりました。かわいそうなことをしたと反省しています。

その2 猫はお金がかからない

ある調査(2015年)によると、1年間にペットに掛けた費用の合計は
犬 339,488円
猫 171,216円 だそうです。

えっ!ウチはそんなに掛けていませんが‥

しかし僕は猫ブームの本質はもっと違うところにあると睨んでいます。

猫は本当に気ままです。

呼んでも来ないくせに、自分が構ってほしいときは寄って来る。撫でていても飽きると噛み付く。まさにやりたい放題です。

最近はこんな感じ

それでは結論に行きたいと思います。

世の中は変わりました。
私たちの親世代は、「従う」「協調性を重んじる」時代でした。犬の生き方そのものですね。

ところが現代、特にここ最近は何もかもがデジタル化され、スピードが求められ、なんだかゆとりのない時代です。だからこそ自由で気ままにのんびりと、という生き方に憧れを感じるーーまさに猫の時代、猫ブーム到来となったのではないでしょうか。

僕もこれからは猫のように自由、気ままに生きたいものです。でも猫のような生き方の人が増え過ぎたら、世の中めちゃくちゃになるかもしれませんね(笑)。

さて、この結論は無理がありましたでしょうか。愛猫の誕生日に考えたくだらないことでした。

ちなみにお誕生日プレゼントはチャオちゅ〜るでした。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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夏はもう始まっています

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、14回目

皆さん、こんにちは。

先日閉幕した第90回記念選抜高等学校野球大会。緊迫した素晴らしい決勝戦で大阪桐蔭高校が春連覇を達成しましたね。

元野球少年として見ていて感じることは、最近の高校野球はすっかり様変わりしたということ。なんといっても打力が驚異的。金属バットの導入が大きな要因ですね。

かつては1人のエースが予選から本大会まで投げ切るのが当たり前。試合展開もヒットがなかなか出ず、送りバントやスクイズを多用して、最小得点を争う光景がよく見られました。
ところが最近の試合は二桁安打、二桁得点も珍しくなく、ホームランも飛び交う投手受難の時代。地方大会、本大会を勝ち抜くには2人もしくは3人の投手が必要です。

昔と今では別の競技といっても過言ではありません。打力が大きく伸びたことにより、戦術も変わりました。

そこでぼくが注目していたのが智弁和歌山高校の高嶋仁監督。ベンチで腕を組み、不動の姿勢。選手にも安心感が伝わっていることでしょう。

高嶋監督は1946年生まれの御歳71歳。監督生活はなんと46年、ほぼ半世紀!今回の選抜大会出場で春夏37度目、歴代最多の記録です。
その46年の監督生活の中で、大きく様変わりした高校野球。かつては送りバントのサインを出していた場面でヒットエンドラン。スクイズの場面で強攻策。エースを起用していた先発も10番、11番の投手を起用。
過去の成功体験を捨てるような戦術の変化への対応には、想像を超える努力を要したのではないでしょうか。

そして高嶋監督の指導を受ける選手たちは、当たり前ですが毎年、新しい人材なのです。それぞれ個性も能力も全く異なる選手を毎年受け入れて、その能力を見抜いて育て、適材適所に配置し、毎年好成績を残し続けるーーこれってすごいことだと思いませんか。

ビジネスにも同じことが求められると思います。時代は日進月歩、いや秒進分歩かもしれません。以前と同じことをしていては時代に乗り遅れます。

感度感性を磨き、変わり行く時代に対応していかねばと、高嶋監督の姿を見て考えさせられました。

決勝戦後のインタビューの高嶋監督のコメントがとても印象的でした。
「夏はもう始まっています。」

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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服はもういらない!?

◾スゴいことが起きる!? 1000回への道、13回目

皆さん、こんにちは!

行ってきました、『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』。


先日のブログで、僕がいま興味があるとお伝えした映画です。
この映画は、僕のワールド時代の大先輩である高原昌彦さんが中心となって企画された自主上映です。

ファッションに関わるものとして、かなり考えさせられる内容でした。
極端なことをいえば、もう『服』は作らない方が良いのではないかとさえ思えたほどです。

ファッション業界の裏側、実際に服を作っている途上国の生産者の人々がなんと大きな犠牲を払っていることか。大量生産と大量廃棄による、甚大な健康被害から地球規模に及ぶ環境破壊。人はもちろん、自然の自己治癒力にも限界があり、とっくにその限界を超えてしまっている現実。知っているつもり、わかっているつもりだったことを思い知らされました。

ではファッションは悪なのかー。

学生の頃、一生懸命バイトして、貯めたお金でやっと買った憧れのブランドのジャケット。
京都BALのバーゲンで買ったセーター。(背中にはNICOLEの文字がありましたっけ)
初めて買った本革のベルト、手にしたときの革の匂い。

よくよく思い返してみると、僕たちが若い頃の『服』は、一つひとつが安くはなかったから、買うのに勇気がいったし、その分、思い入れもありました。今もその『服』を思い浮かべるだけで、それにまつわる出来事やシーンまで浮かびあがります。

でもファストファッションと呼ばれるものーー僕もまぁまぁヘビーユーザーだったりしますがーーを、そんな深い思いで買っているだろうか。そして、それらを若い頃のように大事にしているだろうか。映画のシーンのように、さすがにダスター扱いはしないまでも、大切に扱っているとはいえない自分がいました。

そんな現実に一石を投じる映画で、僕の心には岩石でも放り込まれた気分です。

じっくり考えて、ただ一つ自信を持つことができたのは、hbkkのコンセプトでした。
上質な製品を長く愛用して貰えるものとして生み出したブランドです。

自分自身がそうありたいと思うこと、それは上質のものを大切に丁寧に、長く愛用すること。汚れたら洗濯し、ウール製品は毛玉を取って手洗いし、気になる汚れはシミ抜きをし、革製品はクリームを塗り(オススメはニベア!)、ほつれたり穴が開いたら縫い直したりかけつぎし、オフシーズンには防虫剤を入れて大切に保管する。そのように長く愛される『服』を提供したいのです。それが今から求められるファッションではないだろうか。
ーつまり僕の目指す方向は間違っていなかった!!…と思い直しました。

ファストファッションの全てが悪いわけではないですが、映画の内容を心に置いて、大切にしたいものを増やしていく暮らしを心がけたいなぁと思います。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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