■スゴいことが起きる!? 1000回への道、14回目
皆さん、こんにちは。
先日閉幕した第90回記念選抜高等学校野球大会。緊迫した素晴らしい決勝戦で大阪桐蔭高校が春連覇を達成しましたね。
元野球少年として見ていて感じることは、最近の高校野球はすっかり様変わりしたということ。なんといっても打力が驚異的。金属バットの導入が大きな要因ですね。
かつては1人のエースが予選から本大会まで投げ切るのが当たり前。試合展開もヒットがなかなか出ず、送りバントやスクイズを多用して、最小得点を争う光景がよく見られました。
ところが最近の試合は二桁安打、二桁得点も珍しくなく、ホームランも飛び交う投手受難の時代。地方大会、本大会を勝ち抜くには2人もしくは3人の投手が必要です。
昔と今では別の競技といっても過言ではありません。打力が大きく伸びたことにより、戦術も変わりました。
そこでぼくが注目していたのが智弁和歌山高校の高嶋仁監督。ベンチで腕を組み、不動の姿勢。選手にも安心感が伝わっていることでしょう。
高嶋監督は1946年生まれの御歳71歳。監督生活はなんと46年、ほぼ半世紀!今回の選抜大会出場で春夏37度目、歴代最多の記録です。
その46年の監督生活の中で、大きく様変わりした高校野球。かつては送りバントのサインを出していた場面でヒットエンドラン。スクイズの場面で強攻策。エースを起用していた先発も10番、11番の投手を起用。
過去の成功体験を捨てるような戦術の変化への対応には、想像を超える努力を要したのではないでしょうか。
そして高嶋監督の指導を受ける選手たちは、当たり前ですが毎年、新しい人材なのです。それぞれ個性も能力も全く異なる選手を毎年受け入れて、その能力を見抜いて育て、適材適所に配置し、毎年好成績を残し続けるーーこれってすごいことだと思いませんか。
ビジネスにも同じことが求められると思います。時代は日進月歩、いや秒進分歩かもしれません。以前と同じことをしていては時代に乗り遅れます。
感度感性を磨き、変わり行く時代に対応していかねばと、高嶋監督の姿を見て考えさせられました。
決勝戦後のインタビューの高嶋監督のコメントがとても印象的でした。
「夏はもう始まっています。」
それではまた。
ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。
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有限会社アチェット 代表取締役
株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。
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