プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~  第3回ゲスト:沖 啓太郎さん(後編)

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その63回目

前編はコチラ↓

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第3回 ゲスト:沖 啓太郎さん(前編)

イイものはイイ!をとことん伝える!

花畑:先日のポップアップでは、初めて一緒にさせてもらったけど、沖さんとしてはどうだった?
沖 :今回、これまでで一番楽しかったかもですね。


花畑:僕は初めての参加でいろんな経験と発見があったんだけど、その中でもちょっと象徴的なことに気づいたことがあって。
沖 :なんですか?
花畑:休憩時間に近所の島珈琲さんに行ったやん?あのコーヒーがすごく美味しくて。香りも良いし、お店の雰囲気も落ち着けるし。まず、お店に入った時の珈琲の香りで期待感が高まる!
沖 :そうですよね、ホント、美味しいです!
花畑:イイものは良いな、イイものは全然違うな、と。だからと言って、毎日ずっと通って飲み続けるのは価格的にも距離的にも無理だし、缶コーヒーやコンビニコーヒーを飲むことももちろんあるけど、コンビニのコーヒーの質がいくら良くなったと言われても、本物はやっぱり全然違うなぁと。
沖 :それって本当に象徴的ですね。
花畑:そう。僕らの商品も、素材と価格の価値がちゃんとわかってくれる人はいるんじゃないかと。
沖 :その素材と価格から見た価値って、知らないとわからないですもんね。だから発信が大事かなぁ。
花畑:ちゃんと知ってくれてたら、それぞれの人がその時々で使い分けてくれたら良いわけだしね。
沖 :単純な良い・悪いじゃなくなってきてますよね。個々によって価値観が全く違う。
花畑:でも僕らと同じような価値観を洋服に持ってくれてる人はいるよね。
沖 :絶対にいると思います。その人たちに向けて価値を発信していく。乱暴な言い方かもしれませんが、100人のお客様がいても、僕らと同じように洋服に価値観を持ってくれてる人はそのうち10人くらいで、その人たちは何らかのアクションを起こしてくれる。「いいね」したり、店や展示会やポップアップに来てくれたり。でも、さらにその10人のうちの1人がやっと購入してくれる、くらいの確率なんじゃないかと思うんですよね。
花畑:そんなもんかぁ。
沖 :それに今、SNSでも情報が溢れてるし、これからもっと増えていくだろうから、「自分たち(の商品)はこうなんだ」「僕はこれが好き!」の軸をしっかり持って発信し続けないと埋もれてしまいますよね。でもその100人はお客様ですから、見てくれてるんですよ。
花畑:沖さんはSNSでもホントにマメに発信してるよね。

〜顧客様に送るニュースレター〜

沖 :ウチの顧客層からいえば、完全にアナログなんですよ。顔を見て、DMを送って、足を運んでもらって、商品を説明して。それも継続してるけど、この時代、どこかでデジタルが主になっていくのは間違ないし、個人的に興味もあったから始めたんですけど。
花畑:僕も、沖さんや藤井さんに勧めてもらって始めてるけど、やっぱり書くことに迷ったり、義務感みたいになって気が乗らなかったりするんだよね。。。
沖 :今はホントに周りになんでもあるから、自分のところで買ってもらう理由がいるんですよね。1円でも安く買いたい人は1円でも安い物が良い、という人達が集まるところで買う。僕らの商品って、1点モノでもないけど、量販のものでもない…そうなると商品も価格もちゃんと説明して、納得してもらわないといけない。とすると、こちらからはあらゆる手段で情報を発信していくことが大事になるんですよね。

花畑:最近の僕らの合言葉みたいになってるけど『何を買うかより、誰から買うか』だね。
沖 :あまりカタくならずに、気軽に、自分が楽しい、面白い、と思うことを発信するのでいいと思いますよ。義務感で書いたものは面白くないです(笑)
花畑:「いいね」の数とか、気にならない?
沖 :多少は気になりますけど、「いいね」がなくても結構、読んでくれてますよ。全然「いいね」してくれないお客さんが来られて、お話してると僕のブログの記事の内容だったり…という経験はいっぱいあります。目に見える反応だけを気にしちゃダメです(笑)。
花畑:なるほど。。。見てくれてると思う!って大事かもね。それともう一つ、今回のポップアップで面白かったのは、期間限定ってこと。
沖 :リアル店舗は『いつもここにあります、ずっとここに居ます』ですもんね。
花畑:期間限定だと、提供する側はもちろん、お客様側も一期一会というか、今しかない、という緊張感があって、決定される方も多いなと。
沖 :それはそうですね〜。
花畑:さっき、リアル店舗のこれからの在り方、みたいな話が出たけど、リアル店舗も期間限定で何かしてみるのもアリなんじゃない?
沖 :劇場型!というヤツですね。モノを置いていて時期が来たらセールで、という普通のリアル店舗の流れではなく。
花畑:ポップアップに出してた商品は「オキセレ」やったやん。リアル店舗はそのままで、「オキセレ」を全国で期間限定で売り歩くとか。空き店舗や空きスペース、今や全国にいっぱいあるし。
沖 :創業の精神!『行商』!!それ面白いですね〜!!

【対談を終えて】
商店街の衰退が叫ばれて久しいです。その商店街をあの手この手を用いながら盛り上げようと日々奮闘している沖社長。
長年の顧客を大切にしながら、新しい取り組みに挑戦する姿は悲壮感は無く、どこか楽しみながらやっている風に見えます。それが沖さんの人としての魅力につながっているのかも知れません。
知らんけど。
毎日の黒板やSNS、季節毎のニュースペーパーや商店街のイベント、そしてポップアップの出店など沖さんは止まることをしません。
その行き着く先の景色はまだ見えないけれど、きっとワクワク楽しいことは確かだと思います。これから先もずっとワチャワチャしながら、周りに元気を与えてくれる存在でいてほしいと思います。

オッキー、今回は楽しいお話をありがとう。
次はトン活ネタの続編をお願いします!

それではまた!

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第3回 ゲスト:沖 啓太郎さん(前編)

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その62回目

【沖 啓太郎 × 花畑和幸】

第3回ゲスト:沖 啓太郎 株式会社オキ 代表取締役
Profile:1966年生まれ、大阪在住。住之江区の加賀屋商店街にある「クレアトール オキ」の三代目。毎日の黒板だけでなく、季節ごとに顧客様へ送るNews Letter、そしてSNSを積極的に使い、自店だけでなく商店街全体の情報を発信、活性化を実践している。自身の審美眼でセレクトした商品群を通称「オキセレ」として展開中。

 

お客様と共に生きて、お客様と共に死んでいく

花畑:沖さんはもともと家業がこの「クレアトールオキ」だよね。すぐに家業を継がないでワールドに就職して、10年?勤めて家業を継いで…業界の中で、商品を供給する側とお客様と直接接する側と、立ち位置が違ったと思うんだけど、その一番の違いって何だった?
沖 :最初にワールドに入社して一番衝撃的だったのは、動くお金の単位が違う!(笑)ってことですね。当たり前ですけどメーカーですからね、1種類の服を扱う単位が違うじゃないですか。だんだんモノサシが変わってくるのを実感しましたよ。
花畑:10年で退社して、家業を継いだ、と。
沖 :僕はバブル真っ只中の90年入社なんですけど、そこからバブルがはじけて業績が悪化の一途をたどる、まさにその10年に在籍していたワケです。最後は、これ以上業界も悪くなることはないだろう、と思って家業に戻りましたが。実際はなんのなんの(笑)。
花畑:やっぱり家業を継ぐのは既定路線だったの?
沖 :職業選択の自由はなかったですね(笑)。当時の商店街はたぶんどこも同じでした。家業があればそれを継ぐのは当たり前で。
花畑:「クレアトールオキ」の創業はいつなん?

沖 :僕は3代目と言ってますけど、株式会社オキは昭和46年に父が創業したんですね。その前に、祖母が昭和27年頃から、肌着とかいわゆる洋品を行商みたいに売り歩いていたらしく。それを父が、これからは肌着ではなく洋服だ、という方針で会社を設立したんです。
花畑:ルーツは肌着なんだね〜。その時のお父さん、先見の明があったんだ!で、将来、家業を継ぐための武者修行としてのワールドだったと。メーカーに勤めた経験は役に立った?
沖 :正直に言うとリアルな商売という意味ではまったく役に立たなかった(笑)。家業は小売業ですからね、結局は商品1点1点、お客様お一人お一人なんですよ。今僕は当たり前に思っていますが、個々のお客様との「関係性」が全てなんです。
花畑:そうかぁ。
沖 :でもメーカーの考え方もわかるようになりましたし、何より、たくさんの人と知り合えたし、今でもその関係が続いてる。続いてるだけじゃなくて、新しい関係も広がって…。
花畑:そうだね、僕も沖くんは野球絡みで顔を知ってた程度で、在籍中はほとんど話したこともなかったと思うなぁ。
沖 :ないです(笑)。でもこうやって一緒にお仕事するまでに繋がりましたからね。これはSNSとかもありますけど、やはり前職の財産かなぁと思います。
花畑:メーカーにいた頃は、ブランドというとターゲットが決まってて、「30代前半の女性」だと10年経ってもそのブランドのターゲットは「30代前半の女性」。すっと同じでいようとしてたけどそれはちょっと違うんじゃないかと思うんだよね。
沖 :みんな年を取ります(笑)!ブランドも、お店も、スタッフも。。。お店の在り方も変わっていくと思うんですよね。
花畑:そういえば通販代行みたいなことしてなかった?
沖 :お客様とお話してる中で、(加賀屋商店街に本屋がないので)どうしても買いたい本があって、それを買うためだけに隣町まで電車に乗って行くのは大変だ、というお話になりまして。それなら僕がついでの時にネットで買っておきましょうか、と。
花畑:代行手数料、取ってる?(笑)
沖 :1円も取ってません!(笑)。僕はネットでもよく買い物をしますし、お店があるから配達も受け取れるし…。そのお客様が、ウチのお店に来店する機会が増えるってだけでメリットなんです。
花畑:便利屋さんみたい?
沖 :それでいいと思うんです。来店された時にその本の話で盛り上がったり、他にも…みたいに話が広がっていくと、よりお客様を知ることができますし。。。こんな感じでお一人お一人との関係性を深めていけるのがリアル店舗の強みで、それで『何を買うかより、誰から買うか』、これが濃くなっていく。


花畑:お客様をよくわかってると自信を持って勧められるね。
沖 :時に強引に「僕が選んで勧めてるから大丈夫です!」と言えるようになりましたね。『自分の奥さんや子供、親兄弟に勧めるような感覚』でないと売れないんだな、逆にそれを実践できると買ってくれるんだな、と実感してます。
花畑:『親戚のお店』って便利だし、なくなったら困るもんね。
沖 :それがこれからのリアル店舗の在り方かなぁと思ってます。そんな関係性の深いお客様と、一緒に年を取って、一緒に死んでいく。それでも良いんじゃないかと。
花畑:一つの世代が立ち上がって、盛り上がって、終息していく。そして次の新しい世代には、新しいブランド、新しいお店がまた育っていけばそれで良いよね。

 

〜次回、「イイものはイイ!をとことん伝える!」に続く〜

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

感謝の心を伝えませんか?

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、その61回目

忘年会が続いて「ウコンの力」が手放せない花畑です。

さて街はクリスマスムード一色ですね。神戸ではルミナリエも開催されています。

こんな光景を見ていると誰かに贈り物をしたくなりませんか?
(かなり強引)

ここでhbkkからのご提案です。

大切なあの方に暖かいニットを贈ってみませんか?
プレゼント企画として3つの特典をご用意しました。

(画像は参考イメージです)

その1. ラッピング無料!
素敵なラッピングをして発送させていただきます。

その2. 期間限定20%オフ!
明日から12/20までのご注文は全品20%オフとさせていただきます。

その3. 送料無料!
送料無料でお届けさせていただきます。

スタンドカラー(ホワイト)31,900円(税込)→!!!
三つ杢パイピングジャケット(ネイビー)30,800円(税込)→!!!

スタンドカラーや三つ杢のニットジャケットはクリスマスシーズンやお正月にとても活躍してくれますよ!

プレゼントはhbkk.jpのホームページで商品をご確認いただき、
メールにて(khanabata@accetto.com)ご注文ください。

もう一つお知らせがあります。
明日から2日間、hbkk展示即売会を開催させていただきます。
2019年神戸での開催は今回が最後となります。

hbkkの新作はもちろん、1点物のストールやシルクのポケットチーフ、サンプル品(レディス)などいろいろ取り揃えています。
お気軽にお越しください。

【hbkk 展示即売会】
12/13.14  11:00〜18:00
(株)ドアズ 2F
神戸市中央区琴ノ緒町1-6-5

それではまた!

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いざポップアップ!

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、その60回目

先週のボジョレーヌーボーの解禁に飲み過ぎて、2日ほど使い物にならなかった花畑です。

明日、11月27日(水)から12月3日(火)までの1週間、高槻阪急百貨店でポップアップに出展します。
W社時代の後輩の雑賀さんにお声がけいただき、hbkkとして初めての百貨店での展開です。
同じく後輩のクレアトールオキの沖社長とのトリオでの出店なので、いろいろな意味でとても楽しみです。
【 blufight × クレアトールオキ × hbkk 】

blufight・雑賀 静さん
クレアトールオキ・沖 啓太郎さん
hbkk 花畑 和幸 と藤井 雅範さん!?

ところで、ここ最近耳にする機会が増えた言葉「ポップアップ」
ここだけの話、つい最近まで意味を知りませんでした(汗)
その話になるたびに、「あぁポップアップね。」と知ったかぶりを続ける日々。「hbkkもポップアップどうですか?」なんて聞かれると脇汗が…。
「まぁ、いろんな意味でね…」などと、今思えば意味不明な返しをしてましたっけ。

(マズい!この仕事をしてるいる以上、ポップアップを避けては通れない。)
そう思っていた時に、東京から30年来の同期が神戸に出張で訪れました。
(恥を忍んで聞くのはコイツしかいない!)
そう考えた僕は、思い切って彼に尋ねました。
「なぁ、最近よくポップアップて聞くやん?あれ何のこと?」
あくまでさりげなく聞きました。

「ポップアップ?あぁ期間限定の出店のことだよ。」東京弁でサラリと教えてくれました。
それを聞いて頭をよぎったのが、(なんや、催事かい…)という色褪せたフレーズでした。

そこから僕の怒涛の「ポップアップブーム」が起こります。事あるごとにその単語を口にしてましたね。ひょっとして、そんなポップアップ愛が、今回の雑賀さんのお誘いを引き寄せたのかもしれません。

長々と下らない話が続きましたが、いよいよ始まる初のポップアップ。
今まではお知り合いに向けての販売会が、hbkkの主たる販路でした。今回は一般のお客様に向けてのデヴューですので、期待と不安がいっぱいです。
お客様の反応はとても気になりますので、出来る限り店頭に立ちたいと思っています。
(雑賀ちゃん、オッさんがジャマやったらこっそり言ってね)

W社3人衆が織りなすスタイリングと空気感。気になる方は、ぜひお店に遊びに来てください。心からお待ちしております!

【ポップアップ会場はコチラ】
●高槻阪急 2階 コトモノステージ
大阪府高槻市白梅町4-1 TEL.072-683-0111(代表)
アクセス/JR高槻駅から直結・阪急高槻市駅から徒歩約10分
営業時間/午前10時~午後8時

それではまた!

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花畑和幸でした。

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展示販売会やります!

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その59回目

11月4日、ハロウィンイベントの最終日ということで駆け込みでユニバーサルスタジオジャパンに行ったら、持っている年間パスポートがライトだったため入場除外で入れなかった花畑です。

明日、明後日、神戸で2回めの販売会を開催します。会場は10月と同じ株式会社ドアズ様の2階展示会場です。気温が下がってきたので、そろそろニットが活躍する季節になってきましたね。

【株式会社ドアズ 2F】
Open:11:00 – 18:00
Place:神戸市中央区琴ノ緒町1-6-5
→「三宮駅」北側を線路沿いに東へ徒歩約10分

今後の販売会の日程をお知らせさせていただきます。
11月24日(日)は東京での販売会です。

11月27日(水)から12月3日(火)までは高槻の阪急百貨店でポップアップ店舗に出展します。これはW社の後輩の雑賀さんにお誘いいただき、彼女がプロデュースしたオリジナルデニムや、クレアトールオキ・沖社長がセレクトした商品とのコラボです。
hbkkとしてポップアップは初めてなので、どんな反応がいただけるかとても楽しみです。お近くの方、近くに来られる方、ぜひお立ち寄りください!

12月13(金)、14日(土)は神戸の3回めの販売会です。会場はドアズ様です。

ここで改めて新作のご紹介です。
まずは3本の糸を合わせた三つ杢パイピングジャケットです。

三つ杢パイピングジャケット/30,800円(税込)

次はビジネスシーンでも使えるスタンドカラーのジャケットです。
これのホワイトなどはクリスマスやお正月などにとても似合うと思います。

スタンドカラージャケット/31,900円(税込)

最後にオフタイムに重宝するジップアップブルゾンです。
洗いをかけたデニムのような表情の仕上がりです。
ボトムを選ばず気軽に着ていただけます。

ジップアップブルゾン/26,400円(税込)

カタログの報告もさせていただきます。今シーズンの新作を中心に着こなし提案もあるなかなか面白い仕上がりになっています。ご希望の方には発送もさせていただきます。

hbkk2019A/W A5サイズのカタログです!

ホームページにも新作を掲載していますので、そちらもチェックしてくださいね!
hbkk.jp

hbkkの商品が気になる、でもなかなか見に行く時間がない、そんな方には試着していただくように発送もさせていただきます。サイズ、カラー、素材感など直接触れてお確かめください。

それからお客様へのサービスを2つ企画しています。

まず最初は、「一緒にお買い物」です。ニットジャケットに合わせるインナーやボトムがよくわからない、そんな方はぜひ一緒にお買い物に行きましょう。自分では選ばないような色目のシャツなどでイメージはガラッと変わりますよ。

次は「メンテナンスサービス」です。ニットの宿命として、着用してるうちにピリング(毛玉)が発生します。販売会などにお待ちいただきましたら、高性能毛玉とるとるできれいにさせていただきます。
また引っ掛けキズなども修正させていただきます。

最後に、今年もポケットチーフを買い付けてきました。
made in ITALY シルク100%です。胸ポケットに挿すだけでとてもダンディなイメージになります。12月のパーティーシーンでも大活躍しますよ!

ペーズリーやドット柄がオススメ

お値段は3,800円+税ですが、展示会ご来店特典として、製品と同じく20%オフとさせていただきます。ぜひお試しください!

これからもhbkkをよろしくお願いします!

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。
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プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第2回 ゲスト:岡本仁志さん(後編)

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その58回目

【岡本仁志 × 花畑和幸】

・前編はコチラ

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第2回 ゲスト:岡本仁志さん(前編)

  • スーツを脱いだらカッコ良いんです!を提供したい!

岡本 花畑さんのhbkkはイタリア志向だよね?なぜイタリアだったの?

花畑 若い頃からずっと好きなんですよね、イタリアのテイストが。ブリティッシュの堅さも悪くないんだけど、僕にはイタリアの遊び心というか、甘さというか、そういうニュアンスが合うのかも。

岡本 イタリアは縫製もスゴいからね。今では当たり前だけど、シルク×ウールの生地なんて、テキスタイルの観点から考えたら、あり得ない組み合わせだった。

花畑 シルク×ウールを作り出したの、イタリア人なんですか?

岡本 そうだよ。簡単にいうと、ウールは伸び縮みするけどシルクはほとんど伸縮しない。それを掛け合わせるなんて無謀だと思ってた。しかもその生地をイタリア人が縫製すると、めちゃくちゃ美しく仕上がるの。新境地開拓みたいな衝撃を受けました。

花畑 それは知らなかった〜。

岡本 でもいくらイタリアが好きでも花畑さんが Made in Italy を作れるわけじゃないよね。そこはイタリアに行って、花畑さんが消化したものをデザインに組み込んで…作り手の経験が活かせてるよね。

花畑 前職は営業が長かったですが、生産や管理もさせていただきましたから。今は、メンズが中心ですし、自分が着たいモノを作っているので楽しいですね。

岡本 花畑さんの「楽しい」が伝わると良いよね。服を着るのが楽しい、ちょっとしたアレンジも楽しい、そんな感覚。

花畑 そうですね、オジサンがターゲットですが、服を着ることの楽しさや、優越感を感じてもらいたい。スーツを脱いだ時のオジサンをカッコ良くしたいんです。

 

岡本 そこにちょっとした「その人らしさ」が与えられると良いよね。1つのジャケットでバリエーションを増やすとか。

花畑 今シーズンの新作は1型で3色展開しているのですが…。

岡本 例えば、ジャケットのボタンを1つか2つだけ、シルクのくるみボタンに変えることができるとか、襟の裏や袖の返しにテキスタイルを貼るとか、胸元にワッペンを付けるとか。

花畑 いいですね〜。基本のジャケットにオリジナリティをプラスする!

岡本 うん。で、着た時に『わかりやすく』見えるのが大事!

花畑 そうですね。オシャレした時に周りが気づいてくれたり、褒めてくれると気分いいですもんね。

岡本 ちゃんと自分がオシャレってわかってるファッション好きのてっぺんの人たちじゃなくて、ファションは好き、興味があるけどどうしていいかわからない、そんな人たちの参考になるとかアドバイスできると広がるんじゃない?

花畑 昨シーズン、あるお客様からhbkkのジャケットに合わせるコーディネートを一緒に選んでほしいと言われて。お買い物に同行させてもらったんですよ。「普段自分では絶対に選ばない」とおっしゃってましたけど、別に派手でも突飛でもなんでもなくて。後で、周りにも良かったと言ってもらえたそうで、選んでる僕も楽しかったし嬉しかったですね。

岡本 お買い物同行、それいいね〜!

花畑 最近のオジサンたちも、失敗したくないのか無難にまとめてしまってますからね。僕がジャケットとか羽織物に絞るようになったのも、シャツやパンツが少々お安くてもジャケットやカーディガンなどの上着がちょっと良いものだと全体にグレードが上がって見えると確信したので。まずはそこからチャレンジしてみようよ、という意味があるんです。

岡本 僕らが狙うのはやっぱりマスじゃないからね。大量生産のファストファッションで、作らなくてもいいくらいモノが溢れてるんだから、その中で作っていく身としては作り手が本当に作りたいもの、こだわっているものを世に出し続けることだよね。hbkkも100人、200人でいいから花畑さんのスタンスをわかって、製品のファンになってくれる人を見つけていくのが大事かもね。もしかしたら、市場は日本だけじゃないかもよ!?(笑)

花畑 イタリアに逆輸出!?(笑)。あ、逆じゃないけど(笑)、ぜひそれは目指したいですね〜。岡本さん、貴重なお話をありがとうございました!

 

【対談を終えて】
岡本さんの作る生地はいわゆるマニアックです。わざと斜行させてみたり。
「スローファッション」日本にはまだまだ素晴らしい加工技術がたくさんあります。それが大量生産の時代の中に埋没しようとしている。これはとても勿体無いことだと思います。そんな産地や技術をなんとか残すことはできないか。
岡本さんといつもそんな話をしています。そんな話はとても楽しい。
これからも微力ながら、マスに対抗してマニアックな物作りを応援していきたいと思います。

 

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最後に告知です。
今週末、15日(金)、16日(土)、11時〜18時、
ドアズさんにて新作販売会を開催します!
神戸近辺の皆さま、ぜひご来場ください!
お待ちいたしております。
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ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。
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有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第2回 ゲスト:岡本仁志さん(前編)

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その57回目

 

【岡本仁志 × 花畑和幸】

第2回ゲスト:岡本仁志(JAM 代表)テキスタイルデザイナー。
Profile:イラストレーターを目指し、高校、大学とグラフィックデザインを専攻。大学在学中、染色学科にて生地に絵を描くのを見てテキスタイルに興味を持ち、テキスタイルデザイナーとしてメーカーに就職。40数年間にアパレルで企画営業を経験し、中国を中心とする生産業務にも携わった時期もある。
平成16年に独立してJAMを設立。現在はテキスタイルを中心として生地を生かした、服だけにこだわらないファッション全般の物作りにも参画している。

 

●テキスタイルデザイナーの製品づくり

花畑 岡本さんとは僕が前職(株式会社ワールド)の時、生地メーカーに在籍していらして営業に来られた、その時からですよね。

岡本 そうですね。ワールドさんみたいな大手には相手にされないと思ってましたが、意外と聞いていただけて。

花畑 独立されてからは、生地だけでなく個性的な製品もお作りですよね。コンセプトとかはあるんでしょうか?

岡本 自分で企画する製品に関しては「クチュール・カジュアル」をコンセプトにしています。

花畑 カジュアルだけど仕立てられた1点もの?

岡本 僕は生地に関してはずっとやってきて自信もあるけれど、それが縫製されて製品になるイメージはなかなかできない。かといってすでに世に出ているもので良いなと思うものを真似してしょうがないし、作ろうとしても規模が違うからね、同じものなんて作れない。そもそも自分が狙うのはそこじゃないと思うから、世に出ている良いデザインやイメージはもちろん参考にさせてもらうけど、Made in JAM にこだわりたいなと。

花畑 なるほど。今回、hbkkの演出も含めて、オリジナルのストールをご用意いただいたんですけど、それぞれ個性的ですよね。

岡本 僕はフォーマル以外はすべてカジュアルだと思ってるから(笑)幅が広いよ。それこそ良い生地を感性やセンスで組み合わせて、たった一つのオリジナルのものを仕上げる。そこにはこだわってます。

花畑 岡本さんのテキスタイルはすべて日本製の糸なんですか?

岡本 今は日本製の糸なんてほとんどないよ。中国製やアメリカ製、あとはヨーロッパかな。

花畑 昔は日本製の糸もあった?

岡本 もちろんあったけど、日本の糸は種類も量もすごく限られてた。テキスタイルは糸がベースになるでしょ。でも糸を作る単位は1コール(=180kg)が100とか200になるわけ。当然大手でないとできないよね。日本の糸は元々少なかったから流通しなかった。

花畑 大量生産・大量消費の今の時代には適さなかった、と。

岡本 そう。でも流通しないものにも良いテキスタイルはたくさんある。それをカタチにしていくとおもしろいものが生まれるんじゃないかと。生地は「ゼロから作る」けど、縫製は生地を「組み立てる」って感じになるからおもしろいよ。

花畑 「組み立てる」って感じ、わかるなぁ。

岡本 でもおもしろいものができた=売れるわけじゃない!(笑)

花畑 そこが悲しいところですよね。僕らの若い頃は、とにかく「人と同じ格好をしたくない!」と思ってて、変わったデザインとか縫製とか、自分でアレンジも加えたりしてましたが、今の若い人はそうじゃない。

岡本 みんなと同じ格好で、小綺麗にして…髪の毛だけ金髪やピンクに染めたりしてるけど。

花畑 失敗したくない、悪目立ちしたくない、という意識からそうなるのかな。自由に使えるお金も限られてるし。

岡本 お金も、ファッションよりケータイに使う!

花畑 そうですね、ファッションがケータイに負けてる!(笑)。その流れで、ランキングとかができてきて。。。

岡本 「今シーズンニットNo.1!」とか(笑)。人気の高いものなら間違いじゃないから安心、と。

花畑 どっちが先かはわからないけど、それで大量生産・大量消費のファストファッションができてしまった。大量廃棄にまで繋がって、いまや社会問題・環境問題に発展してますもんね。でも僕はそれがどうしても違うと感じてしまって。スローフードじゃないけど、『スローファッション』の領域で勝負できないものかと。

岡本 今の若い人のほとんどがファストファッションで安いものを安く着てる感じがするけど、中にはこだわり派もいるよ。セーターやジャケットで5万円くらいする、いわゆる高級品を買ってるの。購入手段はネットなんだけど、その分、ちゃんと情報収集して、イイものを選んで。そういう人たちも一定数、存在してるのね。

花畑 高額商品をネットで買う!それが僕らにはだまちょっとできないけど…そういえば先日、表参道で有名な古着屋さんらしい店の前に行列ができてました。小さい店なので入店制限してたかららしいけど、雨も降ってるのにスゴい行列で。それでも並ぶんだ、と。しかも古着なのに。

岡本 古着は元々のモノが良くて個性的なものが多い。それを選ぶ若い人たちもいるってことだよね。若い子が古いバーバリーのシャツをアレンジして着てるとか、ちょっとカッコいいよね。

花畑 そういう若い人たちに対して、僕ら提供する側がちゃんと伝えられてない、届けられていないのが問題なんですね。

 

〜次回、「スーツを脱いだらカッコ良いんです!を提供したい!」に続く〜

ニットで人を幸せにしたいーーー。
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プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第1回ゲスト:藤井雅範さん(番外編)

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その56回目

【藤井雅範 × 花畑和幸】

〜対談終了後〜

藤井:今回の新作、花ちゃんのブログも読んだけど、ホントにいいよね。

花畑:3年目にして今やりたいことをやりきった自信作!と言い切れるかもしれません。でもカタログのモデル撮影のときの藤井さんのスタイリングはスゴかったです!僕はあの(二ノ丸さんがモデルの)パイピングジャケットに、赤チェックのベストを合わせるなんて、発想がなかった!

藤井:それもきっと思い込みだよね。

花畑:パイピングジャケットは編地が三つ杢なんですよ。すでに3色混ざってるのに、そこにさらにチェックなんて…。

藤井:僕らは三つ杢とか二重臼(にじゅうす)とかその意味がわかるけど、普通の人にはわからない。カーキのベースに白の縁取りって感じでしょ?

花畑:タブーを知ってて崩す!?(笑)

藤井:あの時は事前情報も何もなかったんで(笑)、直感だけど。

花畑:すみません!(汗)。でもその直感も経験に基づくものですよね。

藤井:スタンダードを知って、その上で崩してくのが個性だよね。ブランディングでもそうだけど、基本、ブランディングルールはちゃんと守る。今の僕らぐらいの世代の男性は、ブランディングルールやスタンダードはちゃんと知ってる人が多いよ。でもなかなかそれを崩せない。反対に僕らより下の世代は、そんなルールをちゃんと知らずに、好き勝手にするのが個性、カッコいいと思ってるフシがある。

花畑:僕らはその間のツナギ世代!?

藤井:そうだね。上の世代と下の世代の通訳がいるよね。それにはわかりやすい言葉や見せ方をしていくことが重要だと思う。hbkkのメインターゲットが40代、50代なら、スタンダードを知ってる人たちだから、それを崩す楽しみを知ってもらえるようにすると広がるんじゃない?

花畑:勉強になります(笑)。ありがとうございました!!

 

【対談を終えて】

初めての対談ということで、どんな展開になるか期待と不安を感じていました。

藤井さんとはワールド時代、毎週のように出張先で一緒に仕事をしていた時期がありましたが、改まって「仕事とは」「人生とは」と向き合って話したのは初めてでした。

今回、対談してみて新たな発見がたくさんありました。これからも対談シリーズを続けていきたいと思います。いろいろな方からどんな話が聞けるか、とても楽しみになった第1回目でした。

ちなみにサブタイトルの~仕事、遊び、人生~はhbkkのコンセプトの「lavoro  giocare  vita」から取りました。一生懸命仕事して、思い切り遊んで、人生を楽しむ。そんな人たちの話を伝えていきたいと思います。

 

【藤井雅範 × 花畑和幸】
もう一度、最初から読みたい方はコチラからどうぞ!

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第1回 ゲスト:藤井雅範さん(その1)

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第1回ゲスト:藤井雅範さん(その2)

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第1回ゲスト:藤井雅範さん(その3)

 

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。
hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト
hbkk.jp

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第1回ゲスト:藤井雅範さん(その3)

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その55回目

【藤井雅範 × 花畑和幸】

その1はコチラ

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第1回 ゲスト:藤井雅範さん(その1)

その2はコチラ

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第1回ゲスト:藤井雅範さん(その2)

 

 

 

遊びが仕事になる、その世界観とは?

藤井:メンズファッションをついにやろう、と思ったきっかけは?

花畑:ガンを経験したのが一番の理由でしたが、やっぱり(レディースという)想像ではなくて、自分の着たいものを作りたいと思いました。

藤井:それは楽しいよね〜。

花畑:ホント「自分が着る」ことを考えながら作るのはリアリティもあるし、その先のコーディネートを考えるのも実に楽しいです!

藤井:その「仕事なんだけど楽しい、遊んでるみたいだけど仕事」っていう感覚を持っていたいよね。

花畑:そうですね、判断基準が基本的に自分ですからね。個人事業主でやってる強みでもあるかもしれません。

藤井:今は大企業の社長でも幸せそうに見えない人も多いからね。

花畑:でもその分いろいろな場面で迷います…藤井さんは迷ったときはどうするんですか?

藤井:独立する時もそうだったけど、僕は「10年後の自分が今の自分を見たらどう言葉をかけるか」というのを常に考えるようにしてるよ。

藤井さんのVMDセミナーのワンシーン

花畑:なんかカッコいいですね。

藤井:迷ったときって、考えれば考えるほど身動き取れなくなるやん。行動するから気がついたり次のアクションが起こったりするのに、行動する前にアレコレ考えてしまって動けなくなる。そんな時に、少し自分から離れた視点で自分を見る、というのが大事だなぁと思うようになって。僕も人の目を気にするタチなんだけど(笑)、「10年後の自分」の視点を持つようになってからは、やりたいことはやった方が良いと思えるようになったし、やりたくないことはやらなくていいな、と。行動するから気づくんだ、とわかってからはそうやって(自分自身を勇気づけて)「行動する練習」をしたよ。

花畑:楽しんで仕事をする(笑)!でもまだまだなんですよ〜。売上が追いつかない〜(泣)。

藤井:いくらネット通販やSNSがあると言っても、それだけではダメだからね〜。メディアの使い方も今はちょっと場当たり的なんじゃない?もう少し、連動させる仕組みとかシナリオとか、設計をしっかり立てたら良いんじゃないかな。

花畑:前に藤井さんに教えてもらいましたよね。昨年、Facebookで新作を紹介した時、「なんで価格がないの?そこはちゃんと売り込まなきゃ。ちゃんとインフォメーションした方が良いよ」って。僕も人の目を気にするタチなんで(笑)、こんなとこで売り込んで大丈夫かな、これ見よがしで嫌がられないかな、とか気にしてたんですけど…。

藤井:売り込みばっかりだとみんなうんざりするけど、新作を出したときなんてそれをちゃんと伝えなきゃ意味がない。この情報の多い時代に1回で伝わるわけがないし、みんながいつも全部読んでくれるわけじゃない(笑)。それ以前に、普段から花ちゃんの世界観をブログでちゃんと伝えられてたら、花ちゃんの作るものに共感を持ってくれる人が見てくれるようになるわけだから。もっと花ちゃんらしい世界観を発信してみたら?

花畑:今回の新作はカタログも作ったんですけど、商品の説明文だけじゃなくて、コーディネートやイメージをわかりやすく伝えられたら、と吹き出しや切込みを考えてみました!

藤井:楽しみだね〜。やっぱり自分が着たい服がコンセプトなんだから「同世代のターゲットが喜んで着たくなる」ような仕掛けやそんなイメージが伝わる仕組みを考えていかなくちゃね。ファッションに自信のない同世代の「敷居」を下げてあげなくちゃ。同業でも異業でも、コラボレーションとかは?

花畑:考えてます!藤井さんとの再会から繋がった雑賀さんの協賛で、高槻阪急店で11月27日〜12月3日、ポップアップ(=期間限定販売)に出店します!

藤井:近い世代のターゲットならコラボするとお互いに広がるよね!

花畑:その時は藤井さんもお力を貸してくださいね〜。

藤井:楽しみだね!!

花畑:藤井さん、対談の初回ゲスト、本当にありがとうございました!

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第1回ゲスト:藤井雅範(株式会社ライトハウス 代表取締役)
http://vmd-lighthouse.com
アパレルメーカー・株式会社ワールドにて30年近く一貫してVMD(visual merchandising)の専門職に従事。。2014 年に起業し、アパレルだけでなく幅広い業界で『リアル店舗の売り上げアップ』をテーマにコンサルティングやセミナー講師、VMD 教育研修などを行っている。SNSを駆使した発信もわかりやすい。大の村上春樹ファン。

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

プロフェッショナルに聞く~仕事、遊び、人生~ 第1回ゲスト:藤井雅範さん(その2)

■スゴいことが起きる!?1000回への道、その54回目

【藤井雅範 × 花畑和幸】

会社を立ち上げる!こだわることの大切さ

花畑:僕もそうです。もともと服が好きで、好きな服やスタイルを作りたくて就職したのに、売れればなんでもいい、売上が一番、はなんか違うな、と。

藤井:それで独立を?

花畑:そうですね、MDをやりながらも40歳までに独立したい、とはずっと思ってましたから。会社で2001年にセカンドキャリアの募集があって、退職金も上乗せされるから事業資金にできるし、今しかない!と(笑)。それが38歳でした。

藤井:早いね〜(笑)。

花畑:でも思った以上に苦戦しましたね。やっぱり大企業の看板は大きかったことを痛感させられましたし。服が好きだからメンズをやりたい気持ちも少なからずあったけど、持ってるノウハウはレディースしかないので、想像で作ってました(笑)。特に当時は、メンズはビジネスとして成り立たない、という思い込みがありましたね。

藤井:なんで?

花畑:積み上げてきたものがレディースだけというメンズファッションへの自信のなさと、当時もレディースの店舗は増えていっても、メンズのショップはやっぱり縮小傾向にありましたしね。今のネット通販やSNSでの拡散なんかもまったくない時代でしたから、販路も店舗しか見えてなかったんですね。

藤井:僕も花ちゃんとは立場は違うけど、扱ってるのはファッション。ファッションはコーディネート。コーディネートにはライフスタイルまで含まれる。一枚だけでは伝わらない価値を伝えたい。なのに発信が“モノ中心”で良いのか?と、今僕がやってるVMDの走りのようなことを考え始めて。しかもロジカルに!!(笑)。それを何年かやっていくうちに、この考え方や技術をもっとたくさんの店舗に知ってもらって、もっとたくさんの人が服を好きになってくれたら、と思うようになって。会社のものだけにしておくのはもったいないかも!?(笑)と。しかも個別だからAIにはできない!!(笑)。それで50歳で決断!(笑)

花畑:独立しましたが、会社を立ち上げたからには大きくしないと!と、これも思い込みなんですけどそんなプレッシャーを自分にかけて、余計に苦しみましたね。

藤井:昔はみんな、会社は大きくしていくものだ、と思ってたよね。そんな時じゃないの?病気をしたのは…。

花畑:そうですね。本業以外にも手を出して迷走して、いろいろ無理が祟って…。

藤井:人生観、変わった?

花畑:はい。最初にガンがわかった時は、僕はもう死ぬんだ、と思いましたから。で、その時に「死ぬまでにやりたい10のこと」を書いてみたんですよ。

藤井:それ、いいね〜。

花畑:いつかやりたい、と漠然と思ってても、その「いつか」は来ないかもしれない!と本気で思ったので。

藤井:その10個はどんなこと?

花畑:楽器をやる/小説を書く/ニューヨークへ行く/マリンスポーツをする/ウィンタースポーツをする/フルマラソンを走る/イタリア語を学ぶ/メンズブランドを作る…あと何だったかな?

藤井:それでメンズブランドのhbkkが誕生した、と!!

花畑:ちょうどその頃にはネット通販やSNSもあって、無店舗で(リスクを最小限にして)できるんじゃないか、と。参加してる交流会などで経営者の男性の知り合いも格段に増えましたし。藤井さんにも再会しましたしね!(笑)

〜次回「遊びが仕事になってる、その世界観とは?」に続く〜

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花畑和幸でした。
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有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。