■スゴいことが起きる!? 1000回への道、22回目
皆さん、こんにちは。
昨夜、僕は友人の飯田英二さんが今年2月、JR宝塚駅前にオープンさせた「ペッシェドーロ(黄金の魚)」へ行ってきました。
ここはちょっと変わった「魚屋さん」。何が変わっているかって、鮮魚は全くありません。ここのビジネスプランは「タカラヅカのニュースタイル〈次世代型〉デザイナーズ・サカナヤ」…なんじゃそりゃ。
取り扱っているのは、全国各地から集めた干物、缶詰、冷凍の刺身やタタキなど。それらの商品を彼が店舗からパッケージまでトータルにデザインしています。
彼はもともと自分の事務所を構える建築家です。15年ほど前に異業種交流会で知り合い意気投合。それからずっとお付き合いをさせていただいています。その彼が4年ほど前から「魚屋をやりたい」と言い出しました。初めて聞いたとき「なんでまた魚屋なん???」と頭の中をハテナマークが飛び交いました。
よく聞いてみると彼の出身地は高知。土佐のいごっそうです。幼いときから美味しい魚に囲まれて育ちました。年齢を重ねるにつれて、子供の頃に食べた美味しい魚をまた食べたい、という思いが募っていったそうです。
数年前のある日には、彼が突然「魚屋でバイトして勉強したい!」と言い出しました。「本気で言うてる?」「もちろん!!」…僕の知り合いの神戸市東部中央卸売市場の中にある魚屋に、2人でバイトの面接に行ったりもしました。年齢で不合格でしたが…(笑)。
彼も最初は鮮魚を扱おうと考えたそうですがいろいろハードルが高く、試行錯誤を繰り返した結果、「生ものに引けをとらないくらい美味しい」冷凍の干物に出会ったそうです。
そこから彼は宝塚商工会議所が開いた創業セミナーに参加します。『デザイナーズ・サカナヤ』のビジネスプランが同商工会議所から推薦を受け、中小企業庁主催の「全国創業スクール選手権」に応募したところ、なんと大賞の経済産業大臣賞を受賞!建築家の腕を発揮して、こだわり抜いてデザインした念願のお店もオープンさせ、テレビや雑誌の取材も入るようになり、最近はとても忙しくなってきたそうです。
昨夜はそんな彼に久しぶりに会いに行って来ました。キスの干物や鰹のタタキなどとても美味しかったです。
そして彼から「昨年のhbkkのデビューパーティに呼んでもらったやん。あれはめっちゃ刺激になった!負けられへん、と思ったで」という言葉をもらい、ちょっとウルっときました。遥か昔(?)に起業を目指したもの同士、どちらも2ndステージへの挑戦です。
「ペッシェドーロ」は今は昼間の営業が中心ですが、ゆくゆくは干物や缶詰をアテにワインなども飲めるカジュアルなバースタイルも考えているとのことで、ますます楽しみです。僕も月に1、2度、マスターで登場予定です!(笑)。近隣の方はぜひ一度のぞいてみてください。面白い商品が見つかりますよ。
それにしても最近のブログはほとんどファッションネタを書いてません…。僕も負けてはいられないので、秋冬の新作コレクション、気合を入れ直して頑張ります!こちらも楽しみにしていてくださいね〜!(笑)
それではまた。
ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。
hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト
hbkk.jp
有限会社アチェット 代表取締役
株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。
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