ここだけの話

◾スゴいことが起きる!? 1000回への道、12回目

皆さん、こんにちは。

先週に続いて、衣替え前のセーターのお手入れのお話です。毛玉を取った後は洗濯。まずは洗濯マークをチェックしましょう。この洗濯マーク、2016年12月に変更になったのをご存知ですか?日本独自の洗濯表示から国際標準の表示になりました。海外で購入した繊維製品などの取り扱い表示を変更する必要がなくなり、業界では少し便利になったのです。

まずは洗濯マークの基本から

左から「家庭洗濯」「漂白」「乾燥」「アイロン」「クリーニング」を表しており、✖や•や➖で内容が異なります。

hbkkの洗濯マークはこのように表示しています。

左から
家庭での洗濯禁止
塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止
タンブル乾燥禁止
日陰での平干し
底面温度110度を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる
石油系溶剤によるドライクリーニングができる

ちなみにアイロンの温度別の表示です。ちょっとゴルフ場の残り距離表示に似てますね。

ウールやカシミアの洗濯で一番困るのが「縮む」こと。せっかくのセーターが「子供サイズかっ!」と思えるほど縮んでしまったら大ショック。原因は…ウール繊維にはウロコ状のギザギザがあります。それが水分を得ることでウロコ状のキューティクルが開き、ギザギザすることから繊維が深く絡み合って固く縮むのです。メーカーはそのリスクを避けるため、水洗いではなくドライクリーニングを推奨しています。

そして、ここからはここだけの話。

愛着のあるセーター。自分で洗ってみませんか?洗剤、水温、洗い方に気をつければ家庭でも洗えます。

使う洗剤は、液体の中性洗剤(市販のウールやデリケートな衣類専用のものでOKです!)
洗い方は、
1.大きめの洗面器に30℃程度のぬるま湯をはり、洗剤を溶かす

2.セーターを畳み洗面器に漬け、20〜30回押し洗いする
3.すすぎ用のぬるま湯を入れ替え、押し洗いを続ける
4.大きめのタオルに包み水気をとる

5.形を整え日陰で平干しする

できるだけ摩擦を与えないように優しく洗うのがポイントです。もしご自分でトライされて失敗しても責任は負えませんのでご了承ください(笑)。

服でも靴でも自分でお手入れすることにより、愛着が増します。
上質なモノを大切に。
hbkkのコンセプトです。

この週末はお天気も良く、絶好の洗濯日和。お気に入りのセーターをのんびり洗濯してみるのもいいですよ。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

hbkkオフィシャル&オンラインショップ
hbkk.jp

有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。