■スゴいことが起きる!? 1000回への道、その28回目
皆さん、こんにちは。
経験と勘と度胸を頼りに秋冬の発注を完了し、おまけに来春夏向けのお気に入りの素材を見つけて、「hbkk春夏をデビューさせるぞ〜!」と気合を入れ直した花畑です。
さて皆さん、今シーズンのテレビドラマ、何がお気に入りですか?
僕がハマっているのが土曜日22時からの「サバイバル・ウエディング」。
主人公「黒木さやか」(波留)は、恋人和也と30歳の誕生日に結婚式をあげる予定で寿退社したところ、その夜にフラれるという衝撃的な展開からスタートします。
翌日会社に復職を願い出たところ、配属されたのが女性ファッション雑誌riz。そこで敏腕編集長「宇佐美」(伊勢谷友介)に出会います。
まぁこの編集長がヘンな奴でイヤな奴でナルシストで毒舌でヘンな髪型で独特のファッションセンスの持ち主。しかもパワハラお構いなしです。
でもなぜか憎めません(笑)
この編集長、さやかに半年間婚活をし結婚すること。それを毎月の連載企画で記事にすること。半年で結婚できなければクビ!と、ムチャクチャな指示を出します。
「宇佐美」はさやかに色々と恋愛についてレクチャーします。ファッション誌の編集長という設定だけあって、シャネルやエルメスなどのウンチクや戦略を引用するのですが、これがなかなかわかりやすくて面白い。共通することは「妥協せずに自分の価値を高めていくこと。」
特に興味深かったのが先週の放送の中にあった「COACH」のメンズ戦略です。
皆さんもよくご存知のコーチはもともと高級革製品を扱う女性ターゲットのブランドでしたが、90年代のカジュアル化の傾向を踏まえ、新たな市場開拓をと日本で男性ターゲットにビジネスバッグを展開する際に立てた戦略が紹介されていました。
その①
空いてる市場を見つけてポジショニングする。
市場調査の結果、当時の日本男性は、20万円以上ならラグジュアリーブランドのバッグを買いたいがなかなかハードルが高い。しかし4万円以下のバッグもl持ちたくない。当時5〜8万円のバッグを取り扱うブランドはありませんでした。そこのゾーンをホワイトスペースと位置づけ、『手の届く高級品』へポジショニングを変えた、というのです。
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その②
顧客の要望に徹底的に応える。
ポケットの位置や持ち手の長さなど、顧客の声を徹底的に聞いて商品に反映させました。当時顧客の声を聞くブランドというのは存在しませんでした。リアルな要望を直接顧客に聞く、というのはかなり大胆な戦略だったのではないでしょうか。
あれ!あれれれ!カンのいい皆さんはもうお気づきいただけましたでしょうか?
「これって、まさにhbkkやん!ポジショニングも顧客の声を聞くサンプル検討会もぴったりハマってるやん!」
…とドラマを見ながらほくそ笑んでしまいました。なんだか少し自信が出てきたかも。
「雑誌に載っている30万のニットには手が届かない。かと言ってファストファッションでは物足りない。そんな大人の男性に気軽にお洒落を楽しんでもらいたい」
hbkkのターゲット設定、プライス戦略イケるかも!
そして「宇佐美」はさやかに向かってこう言います。「まずは服を変えることだ。服なんて今日からでも変えられるだろう」
「俺が服の威力を思い知らせてやる」
カッコいい〜!!髪型ヘンやけど。
僕ももっと皆さんに「服の威力」をお伝えしたい!と思った次第です。
秋冬の新作アップは10月中旬ごろかも。あっ、これは決定です!
今日は土曜日。サバイバルウェディング見なくちゃ。
それではまた。
ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。
hbkkオフィシャル&オンラインショップサイト
hbkk.jp
有限会社アチェット 代表取締役
株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。
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