行って来ました、大峯山。その2

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、19回目

ここまで来て、まさかのリタイア!?

泣きそうになりながら鎖の箇所をクリア、なんと4カ所。
思わず「ファイト〜!いっぱぁつぅぅ!」と叫んでいました。

山に登るにあたり「手袋持って来てくださいね」とアドバイスがありましたが、アリちゃんは車に置き忘れ、僕はどこかで片方落とすという大失態!手が鎖のサビでまっ茶っ茶…。

そうして登りきった展望台では情け無いほど腰が引けました。
だって周りの山より高いんですよ。膝から下がゾワゾワします。

そしてやっとたどり着きました、最終の山門、3連発。

ゴールは近いぞ。よく頑張ったな俺。と自分で自分を褒めてあげたくなりました。

待ちに待った本堂に到着!
時刻は10時30分。なんと2時間40分かかりました。

見てください、この満面の笑み。
この後に悲劇の結末が待っていることなど知る由もありません。

苦しかった時間もここで全てが報われた。そんな幸せな気分に浸っていたところ…アリちゃんがポツリと…「開いてへん」「何が?」「本堂が」「どうゆうこと?」…二人が固まること約5分。

人間て面白いですね。受け入れられないことが起こると同じ言葉を繰り返します。
「何で?」「ウソやん」「何で?」「ウソやん」無限ループです。

ここで立て札を発見!何か書いてあります。
えっ?、戸開式5月3日???二度見、いや五度見しました。…ということは今日はお守りが買えないの⁇⁇

膝から崩れ落ちました。本日2回めです。

そりゃ誰にも会わへんわなぁ。
茶屋も閉まってるわなぁ。
何が貸し切りやねん。
何がこの山を支配したやねん(泣)。

ここで白状します。
ショックを受けた顔をしながら、そのときの心の声は「おいしいネタできたやん!」

気を取り直して…さあ帰ろか、と自分を奮い立たせて下山です。
登りは太腿がキツかったけど、下りはヒザとふくらはぎがキツい!それでも2時間足らずで下りて来ました。時刻は1時。世間は真っ昼間の中、二人はもうぐったりです。

そろそろ筋肉痛を感じだしました。ピークは明日?それとも明後日でしょうか。

今回のことで学んだこと。

『下調べは入念に!』…以上です。

というわけで5月のGW明けにリベンジで、再度登ります。
アリちゃん、ありがと〜、次回もよろしくね〜。
同行希望の方、ご連絡お待ちしております(笑)。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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有限会社アチェット 代表取締役

株式会社ワールドに15年勤務。営業、生産管理、商品企画を経験した後、2001年有限会社アチェットを設立。2017年秋、メンズブランド・hbkkを立ち上げる。

行って来ました、大峯山。その1

  1. ■スゴいことが起きる!? 1000回への道、18回目

皆さん、こんにちは。

先日、奈良の大峯山に思い立って行って来ました。知る人ぞ知る世界遺産。日本七霊山の一つとしても有名です。ここは最近何かと物議をかもしている女人禁制の山。
目的は最強のお守りといわれる「九重守り」を買うためです。願掛けをしたいことがあり、以前友人が取りに行ったと話していた最強のお守りの話が気になっていたのです。
最強のお守りは、一生に一度しか使えないお守りとして「マツコの知らない世界」で紹介され話題を呼んだのでご存知の方も多いかもしれません。

朝4時に起床、半ば強引に同行してくれることになった友人・アリちゃん宅を出発したのが5時。大峯山の入り口の駐車場に着いたのは7時半でした。軽く準備運動をして登り始めたのが7時50分ごろ。最初に出迎えてくれたのはなんと「女人結界門」です。いきなり霊験あらたかな気配が漂います。

歩き始めて30分、気温が低い、酸素が薄い…。来たことを後悔し、気がつくと膝から崩れ落ちていました。心の声はアリちゃんの後ろ姿に向かって、「ここで待ってるからお守り買うて来てくれへん?」…もちろん声には出せません。なんとか気を取り直して立ち上がって歩き出しました。

ふと見ると1000mの立て札が。大峯山は標高1719mです。「もう半分ぐらい来たよね?」するとアリちゃんの無情の一言…「あと2時間ぐらいですわ」うそ〜ん!(泣)すでに乳酸が爆発です。

天気も良く、1時間ぐらい歩いて山頂でお守りを買って、おにぎりを食べ、ビールを飲む…。構想がもろくも崩れ去った瞬間でした。

それからは、ひたすら歩く、歩く、歩く。

こんなとこや

こんなとこや


こんなとこの連続です。

やっと最初の茶屋に到着すると、あれ、閉まってます。誰もいません。「時間が早いもんなぁ」と言いながら出発。

助け水の祠に着きました。…水、出てないし。やっぱり「時間が早いもんなぁ」と言いながら出発。

ゆっくり歩いているうちにちょっと元気になって来ました。クライマーズハイてところですかね。
第ニの茶屋、第三の茶屋もクリア。やはり閉まっており、誰もいません。

「今日、大峯山貸し切りやん!」「平日やもんな!」「俺ら二人が大峯山を支配した!」
テンションが上がってきました。山頂も、もうすぐです。

と思っていたら…目を疑う風景が飛び込んで来ました。
「何?この鎖」「あぁ、これを持って登るんですよ」「聞いてないけど」「言うてませんし」

ホンマ無理やから…ここまで来て、まさかのリタイア!?

続く。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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チキンガーリックステーキ

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、17回目

皆さん、こんにちは。

昨日は神戸が誇るアカペラグループ「チキンガーリックステーキ」のライブに行って来ました。先日、友人から紹介いただき、hbkkとして今後、衣装提供をさせていただくことになったのです。

チキンガーリックステーキは1990年に結成され、今年で28年目を迎える日本初のアカペラグループ。全員が作詞作曲を手がけるという才能の持ち主たちです。
そのメンバーの皆さんとお会いするために今回のライブに伺いました。

感想は‥
マジで凄かった!!
正直な話、鳥肌が立ちました。

楽器が無くても、声だけであれだけのサウンドが出せるんですね。舞台袖にベーシストが隠れてるのかと思うほどでした。

舞台を見ていて感じたこと。
5人の個性が本当に違います。声、風貌、体格、キャラクター、てんでバラバラです。
それなのに‥歌い出したらそのハーモニーが見事にハマります!

その姿を見てふと思いました。
ニットの世界も同じだなぁと。

企画、原料(糸)メーカーさん、製造メーカーさん、プロモーション、販売。この5つのパートのどれが欠けても成り立ちません。
改めて、それぞれのパートがそれぞれの役割を果たしながら、力を合わせることの大切さを学びました。

そしてもう一つ。
メンバーの前澤さんと話したときに、hbkkのブランド名の由来を説明させていただきました。
kの一つは神戸のk。

音楽とファッションで、一緒に神戸を盛り上げていければいいなと思います。

チキンガーリックステーキは毎週水曜日、ハーバーランドの煉瓦倉庫でライブをやっています。しかも毎週テーマを替えて。だからファンの中には毎週のように来ていらっしゃる方もいるようです。ファンを大切にしているのが感じられました。

興味ある方はぜひ足を運んでみてください。秋には「ニット」のテーマのライブもあるかも!?(笑)。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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久しぶりの満月ポン

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、16回目

皆さん、こんにちは。

昨日、ちょっとした所用で大阪方面に行ったあと、思いついてとある場所に突撃訪問して来ました。

クレアトール オキ。W社時代の後輩・沖啓太郎くんのお店です。
後輩といってもW社時代は顔を見知っている程度で、一緒に仕事をしたことはなかったのですが、退社後、家業である婦人服店を継がれたということで、たまにお仕事で絡むことがありました。僕は個人的にここ最近(失礼!)の彼の活躍ぶりにとても注目して気になっていたのです。

こういうと本人は謙遜すると思いますが、僕からすれば彼はSNSの達人です。
実店舗の経営という現場での仕事をこなしながら、Twitter、facebook、blog、instagramを使いこなし、自分の店だけでなく商店街のイベントや店舗紹介なども発信しています。
そしてどの記事を見ても、いつも楽しんでやっているのが伝わってきます。これはすごいことだなぁ〜と、ブログをやり始めて、これまで以上にリスペクトしました。

まず、彼のお店は、大阪の住之江区、中加賀屋という商店街にあります。お客様は、昔ながらの常連さんがメインで、年齢層は高めです。
もし僕がこの店の経営者なら、すんなりSNSをしようとうは思わなかったと思います。そんなことしたって、手間が増えるだけで、実際の売り上げに結びつく気がしない…。そんなふうに諦めてしまっていたと思うのです。

まして彼のお店は、いわゆる固定の店舗です。ネット販売という手段はあるにしても、品揃えなどの観点から難しいと思われます。

でも彼にはキッカケがあって、SNSに取り組みました。
そしてここ最近は、SNS繋がりで実際に売り上げが上がって来ているのです!
どんなスゴいセールストークで発信されてるのかと思いきや、商店街の中の美味しいトンカツ屋さんの紹介や、近所の工場で作られている、知る人ぞ知る関西ローカルフーズの『満月ポン』の話、そして商店街のイベントなどがかなりのウエイトを占めています。


でもそこに彼の人柄が出ていて、『そのトンカツ、食べたい!』『久しぶりに満月ポンを買おう!』という気になるんですよね〜。
そしてそんな彼の人柄に惹かれて、大阪方面に来たら寄ってみたい、と思ってしまうのです。固定の店舗を武器に、『だから、ここに来たくなる』そんな空気感を作り出して、成功しているのだなと実感しました。

ここまで来るのに要した時間や手間がいかほどかーーと思いましたが、実物の沖くんはまるで変わらず…そこは楽しんでやってることの賜物のようなのです。

すぐに結果が出るわけではないけど、確実で強固な繋がりを育んでいけるーーそれがこれからのSNSなのかもしれないな、とそんなことを思わせてくれました。

そして彼の仕掛けがもう一つ。
沖くんは店頭に置いてある黒板に毎日メッセージを書いています。季節のこと、時事ネタ、家族のことなどクスッと笑わせてくれる内容です。それを自撮り写真ともにSNSにアップしています。しかも顔芸付きで。もう反則に近い技アリですね。この黒板も顧客の方との話題づくりになっているそうです。

いやぁ、勉強になりました!
結局、やっぱり、人は『何を買うかより、誰から買うか』
これが基本なんですね!

現場からは以上です。(→これも沖くんのパクリフレーズです!)

それではまた。

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花畑和幸でした。

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世は空前の猫ブーム

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、15回目

皆さん、こんにちは。

今日4月12日は我が家の愛猫、虎太郎の4歳の誕生日です。3年前の7月、お友達から「子猫、いらない?」と聞かれて「欲しい!」と即答。生後3カ月の子猫が我が家にやって来ました。
子猫は長いシッポではなく、直角に曲がった短いシッポの持ち主で、我が家では幸運を引き寄せる鍵シッポと大歓迎でした。

初日はマッサージチェアの下に隠れて半日出て来ませんでしたっけ。

そこで猫について少し考えてみました。

我が家に来てすぐの頃

世は空前の猫ブームといわれています。ではなぜ猫ブームが到来したのか?諸説ありますが、独断と偏見で結論づけたいと思います。

巷でいわれていること
その1 猫は散歩に行かなくていい

お勤めの方や共働き、また外出が負担となる高齢者の方は助かりますよね。ぼくも昔、柴犬を飼っていましたが、よく散歩をサボりました。かわいそうなことをしたと反省しています。

その2 猫はお金がかからない

ある調査(2015年)によると、1年間にペットに掛けた費用の合計は
犬 339,488円
猫 171,216円 だそうです。

えっ!ウチはそんなに掛けていませんが‥

しかし僕は猫ブームの本質はもっと違うところにあると睨んでいます。

猫は本当に気ままです。

呼んでも来ないくせに、自分が構ってほしいときは寄って来る。撫でていても飽きると噛み付く。まさにやりたい放題です。

最近はこんな感じ

それでは結論に行きたいと思います。

世の中は変わりました。
私たちの親世代は、「従う」「協調性を重んじる」時代でした。犬の生き方そのものですね。

ところが現代、特にここ最近は何もかもがデジタル化され、スピードが求められ、なんだかゆとりのない時代です。だからこそ自由で気ままにのんびりと、という生き方に憧れを感じるーーまさに猫の時代、猫ブーム到来となったのではないでしょうか。

僕もこれからは猫のように自由、気ままに生きたいものです。でも猫のような生き方の人が増え過ぎたら、世の中めちゃくちゃになるかもしれませんね(笑)。

さて、この結論は無理がありましたでしょうか。愛猫の誕生日に考えたくだらないことでした。

ちなみにお誕生日プレゼントはチャオちゅ〜るでした。

それではまた。

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花畑和幸でした。

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夏はもう始まっています

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、14回目

皆さん、こんにちは。

先日閉幕した第90回記念選抜高等学校野球大会。緊迫した素晴らしい決勝戦で大阪桐蔭高校が春連覇を達成しましたね。

元野球少年として見ていて感じることは、最近の高校野球はすっかり様変わりしたということ。なんといっても打力が驚異的。金属バットの導入が大きな要因ですね。

かつては1人のエースが予選から本大会まで投げ切るのが当たり前。試合展開もヒットがなかなか出ず、送りバントやスクイズを多用して、最小得点を争う光景がよく見られました。
ところが最近の試合は二桁安打、二桁得点も珍しくなく、ホームランも飛び交う投手受難の時代。地方大会、本大会を勝ち抜くには2人もしくは3人の投手が必要です。

昔と今では別の競技といっても過言ではありません。打力が大きく伸びたことにより、戦術も変わりました。

そこでぼくが注目していたのが智弁和歌山高校の高嶋仁監督。ベンチで腕を組み、不動の姿勢。選手にも安心感が伝わっていることでしょう。

高嶋監督は1946年生まれの御歳71歳。監督生活はなんと46年、ほぼ半世紀!今回の選抜大会出場で春夏37度目、歴代最多の記録です。
その46年の監督生活の中で、大きく様変わりした高校野球。かつては送りバントのサインを出していた場面でヒットエンドラン。スクイズの場面で強攻策。エースを起用していた先発も10番、11番の投手を起用。
過去の成功体験を捨てるような戦術の変化への対応には、想像を超える努力を要したのではないでしょうか。

そして高嶋監督の指導を受ける選手たちは、当たり前ですが毎年、新しい人材なのです。それぞれ個性も能力も全く異なる選手を毎年受け入れて、その能力を見抜いて育て、適材適所に配置し、毎年好成績を残し続けるーーこれってすごいことだと思いませんか。

ビジネスにも同じことが求められると思います。時代は日進月歩、いや秒進分歩かもしれません。以前と同じことをしていては時代に乗り遅れます。

感度感性を磨き、変わり行く時代に対応していかねばと、高嶋監督の姿を見て考えさせられました。

決勝戦後のインタビューの高嶋監督のコメントがとても印象的でした。
「夏はもう始まっています。」

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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服はもういらない!?

◾スゴいことが起きる!? 1000回への道、13回目

皆さん、こんにちは!

行ってきました、『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』。


先日のブログで、僕がいま興味があるとお伝えした映画です。
この映画は、僕のワールド時代の大先輩である高原昌彦さんが中心となって企画された自主上映です。

ファッションに関わるものとして、かなり考えさせられる内容でした。
極端なことをいえば、もう『服』は作らない方が良いのではないかとさえ思えたほどです。

ファッション業界の裏側、実際に服を作っている途上国の生産者の人々がなんと大きな犠牲を払っていることか。大量生産と大量廃棄による、甚大な健康被害から地球規模に及ぶ環境破壊。人はもちろん、自然の自己治癒力にも限界があり、とっくにその限界を超えてしまっている現実。知っているつもり、わかっているつもりだったことを思い知らされました。

ではファッションは悪なのかー。

学生の頃、一生懸命バイトして、貯めたお金でやっと買った憧れのブランドのジャケット。
京都BALのバーゲンで買ったセーター。(背中にはNICOLEの文字がありましたっけ)
初めて買った本革のベルト、手にしたときの革の匂い。

よくよく思い返してみると、僕たちが若い頃の『服』は、一つひとつが安くはなかったから、買うのに勇気がいったし、その分、思い入れもありました。今もその『服』を思い浮かべるだけで、それにまつわる出来事やシーンまで浮かびあがります。

でもファストファッションと呼ばれるものーー僕もまぁまぁヘビーユーザーだったりしますがーーを、そんな深い思いで買っているだろうか。そして、それらを若い頃のように大事にしているだろうか。映画のシーンのように、さすがにダスター扱いはしないまでも、大切に扱っているとはいえない自分がいました。

そんな現実に一石を投じる映画で、僕の心には岩石でも放り込まれた気分です。

じっくり考えて、ただ一つ自信を持つことができたのは、hbkkのコンセプトでした。
上質な製品を長く愛用して貰えるものとして生み出したブランドです。

自分自身がそうありたいと思うこと、それは上質のものを大切に丁寧に、長く愛用すること。汚れたら洗濯し、ウール製品は毛玉を取って手洗いし、気になる汚れはシミ抜きをし、革製品はクリームを塗り(オススメはニベア!)、ほつれたり穴が開いたら縫い直したりかけつぎし、オフシーズンには防虫剤を入れて大切に保管する。そのように長く愛される『服』を提供したいのです。それが今から求められるファッションではないだろうか。
ーつまり僕の目指す方向は間違っていなかった!!…と思い直しました。

ファストファッションの全てが悪いわけではないですが、映画の内容を心に置いて、大切にしたいものを増やしていく暮らしを心がけたいなぁと思います。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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もう一つのオリンピック

◾スゴいことが起きる!? 1000回への道、10回目

皆さん、こんにちは。

平昌オリンピックの興奮も落ち着いてきた今ですが、僕は引き続き開催中のパラリンピックにちょっとハマっています。
昨日は村岡桃佳選手がアルペンスキーで日本勢初の金メダルを獲りましたね!

ハンディキャップのある選手たちーーそのハンディも先天的な場合もあれば、後天的なものもあり、さまざまです。そんな選手たちがいろんなジャンルのスポーツにチャレンジしてオリンピックに出場するまでには、想像を絶するような挫折や葛藤があって、それをどんな風に乗り越えて、これだけのことをやってのけるんだろう?と思うと尊敬の念が湧いてきます。
僕にはハンディキャップはありません。少し前に入院したときの焦りや不自由さも思い出しながら、やっぱり喉元過ぎれば的な今の自分を少し恥じ入る気持ちにもなります。『もっともっとできることがあるんじゃないかー』。常にこの気持ちを忘れてはいけない、と改めて思わせてくれます。

そしてもう一つ、僕なりの視点で見たオリンピック、パラリンピック。それは各国のオフィシャルユニフォームです。その国のイメージカラーが採用されていたり、シルエットなども特徴があるのですが、各国を代表する錚々たるブランドが勢揃いです。

アメリカ/ラルフ・ローレン
カナダ/ハドソン・ベイ
スウェーデン/H&M
ドイツ/アディダス
フランス/ラコステ
イギリス/シモン ジャージ(公式スーツ)、ウェアはアディダス
イタリア/エンポリオ アルマーニ
日本/アシックス(公式ウェア)、公式スーツはAOKI
 ※種目などによって違う場合もあります。

イタリアのエンポリオアルマーニのデザイン

僕はやっぱりイタリアがカッコイイ!!と思ったのですが、皆さんのお好みはいかがでしょう?ちなみに例の小学校の制服問題も、在校生がアルマーニの制服を着たい、という傾向になってきているそうですよ。

パラリンピックも後3日、日本勢に頑張ってもらいたい!と思いつつ、ウェアにもちょっと注目してご覧くださいね。

それではまた。

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花畑和幸でした。

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銀幕デビュー!?

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、9回目

皆さん、こんにちは。

昨日の夜、垂水が生んだ巨匠・八十川勝監督の『歌』という映画の上映会に行ってきました!実はこの映画で、僕は銀幕デビュー(古っ!)を果たしたのです!

ひょんなキッカケで映画出演のお話をいただき、『おもしろそうだな』といつもの軽いノリで出演することに。…初めて台本なるものを受け取ってビックリ!気軽に引き受けた役柄はなんと〝ホームレス〟!!…正直「hbkkのイメージダウンになるのでは?」と思い、断ろうかどうか悩みました。

「歌」のワンシーン

でも興味の方が勝ち、思ったより多い台詞を覚えるのに苦労しながらも、カメラテストや公園での終日ロケなど、めちゃめちゃ楽しかったです。

実際の撮影は昨年の夏だったのですが、それが編集され、国際映画祭に参加する作品になり…プロダクションのトイボックスの酒井社長が、関係者を招いて上映会を開いてくれた、というワケです。上映会では、最初に出演者として登壇して舞台挨拶(!)も経験させていただき、上映会の後は友人でもあるブラボーしろうちゃんがスペシャルゲストとしてミニライブをしたり…。映画づくりにお金と時間がかかるのはこういうことがいっぱいあるからなんだ…と、いっぱしの感想を持ちました。役作り、というには全然及びませんが、自分と全く異なる人物に成りきるのは面白い体験でした!(一緒に観た友人には、まんまやん!と突っ込まれましたが)。

人生初の舞台挨拶!

普段から映画は観ますが、ちょっとだけ観る目も、観たい映画を探す目も変わったような気がしています。…気のせいかもしれませんが。

そんな僕が、いま、観たいと思っている映画があります。それは『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』。4月1日に新開地の神戸アートビレッジで上映会があります。先進国でファストファッションが台頭する中、実際にその服を作っている発展途上国の人たちの対価や生活にスポットを当て、ファッションとは?そもそも服とは?を問うているもの。hbkkのモノづくりにも通じるのではないかと思い、楽しみにしています。

この映画の予告編で心に刺さるひと言がありました。『でもその服は私たちの血でできています』。ーー興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

オファーはもちろんないですが、次、もし映画に出演することがあるなら、ぜひぜひファッション関連のクールな役柄がいいなぁなどとひそかに思っています(笑)。

それではまた。

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少し反省しました

■スゴいことが起きる!? 1000回への道、7回目

皆さん、こんにちは。

FBでお知らせしましたように、先日、入院しました。
たくさんのコメント、励ましのメッセージ、本当にありがとうございます。
想定より経過が良く(?)、本日、午後に退院できることになりました!

今回の病状は腸閉塞…。一昨年の11月にもやってしまった症状です。
5年前の胃がんで2/3を取っているので普通の人より胃のサイズが小さく、量が食べられないことは重々分かっているつもりだったのですが、喉元過ぎればなんとやら。

宴会や飲み会で美味しいものを目の前にすると、ついつい食べ過ぎてしまったり、量を少なくするのがなんだか『負けた感』みたいな気持ちになって、頑張って食べてしまったり…。

自分を省みないバチが当たりました。腸閉塞になると絶水・絶食です。今回は丸3日間。病院の食事の時間、ニオイや音がする中で空腹を我慢するのはかなりツラいです。しかも今回は鼻からチューブを入れられて泣きそうに。

移動はいつも点滴を連れて。ポチと名付けました。

3日目の午後になってようやく水分がOKに!この時のポカリスエットの美味しいこと!

そして4日目の朝にようやく食事開始…重湯です!米粒はありません。あと、お味噌汁のうわずみとリンゴジュース…って、食事というにはあまりにも寂しいものです。昨日から五分粥になり、お味噌汁にも少し具が入るようになりました。

最初のご飯、すべて液体
ささやかなオヤツに感激!

今回の入院はいろいろ見つめ直す時間になりました。
特に食事に関しては、ちゃんと節制しよう、自分の分をわきまえた量にしよう、ということです。その分、上質なものを少し食べて満足感を得るということですね。

僕が取り組んでいるhbkkのニットも、そもそも同じ考えでスタートしたものでした。年齢を重ねるに従って、安価な流行モノを追いかけるのではなく、上質で大切に着続けられるものを定番にしたオシャレをしてほしい、その想いで立ち上げました。

いつでも思うように動ける幸せ。
食べたいものが食べられる幸せ。
窓の外に春の訪れを感じながらも、動けない自分が歯がゆい。
このままでは社会から取り残されるんじゃないかという焦り。
何事もない平凡な日常がいかに有難いかー。そんなことを痛感しました。

今回の入院が「災い転じて福となす」ように…。
生き方そのものを『上質なものを大切に』と変えていけたらいいですね。

まずは食生活を改めます!
お酒もちょっとだけ控えます!

…と、ここまで宣言して、もしまたやらかしたら笑ってやってください!

本日は以上です。

それではまた。

ニットで人を幸せにしたいーーー。
花畑和幸でした。

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